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§古本屋に本を高く売る方法§

同じ本を売るなら、出来れば高く売りたいと思うのが人情です。同様に、同じ本を買うなら、出来れば高く買ってあげたいと思うのも又人情です(なかなか高く買えない現状ですが…)。
拠って、ここに簡単では有りますが、古本屋さんに本を売るとき、なるべく高く売れるようにするコツを、記したいと思います。

コツを挙げ出すと限がないのですが、これだけ押さえておけば随分違う、という4点を挙げてみたいと思います。この4点を考慮するだけでも、可也価格は変ってくると思います。

§要点その壱:キレイに読む
要するに、汚さない・傷をつけない・シミを付けない・退色させないぬらさない・カヴァーを無くさない・折らない・曲げない・書き込まない・傍線を引かない・下敷き代わりにしない(文字跡が付く)、等々です。こう書くと、「其れじゃ、読めないじゃん」となるかもしれませんが、本を丁寧に読む、丁寧に扱うと言う事です。状態の良し悪しで大分違ってきます。大事にしてやって下さい。
それと、カヴァーをテープで本体に固定する方が時折いらっしゃいますが、これは金額的には可也ダメージが大きくなります。また、印・記名も同様です。
あと、カヴァーに値段シールが貼ってある場合無理に剥がすとカヴァーに爪あとが付き、評価が下がってしまいます。無理に剥がさない方が良いと思います。

§要点その弐:季節を読む
本を売ろうと思う人が少ない季節、それが古本屋に高く本を売るのに適した季節。例えば、若年層の人達がお金持ちでお小遣い稼ぎに本を売らなくなる1月、本を古本屋さんに持っていくのが億劫になる梅雨時と暑い時期、そして秋雨の時期。この時期なら少し高く買ってもらえる…かも知れません。暑い時期・寒い時期・雨季。是が狙い目。

§要点その参:お店を読む
お店には其々のカラーが有ります。マニアなお店だったり、まんが中心のお店だったり、ファミリー向けのお店だったり…。このカラーを読むと言う事も大事です。マニアなお店にベストセラー本や実用書を持っていっても、断られるか¥0同然となるでしょうし、ファミリー向けの大型チェーン店に絶版レア本やコレクターズ・アイテム的本を持っていっても、評価してもらうのは難しいかもしれません(価値観が異なると言う事です)。このお店は如何云うジャンル・カテゴリィに力を入れているのか、如何云う本を高評価するお店なのか。其れを読んで下さい。
新しい文庫ミステリーやベストセラー単行本又実用書等は、チェーン新古書店へ、絶版本やヴィンテージ本又コレクションの対象となるような本等は、オンラインのネット古本屋さんや街の古本屋さんへと、お店の特色を読んで本を売るのが、高く本を売るコツの重要な一つの要素です。

§要点その四:タイミングを読む
本を売るのにタイミングは大事です。人生と同じです(大袈裟)。古本屋が如何云う本を高く買うか…それは、「人気の有る本−ほしがっている人の多い本」。人気の有る本は、皆手放したがりません。故に、古本屋は高い買取額を提示する訳です。つまり、売るならば貴方(此れを読んで下さっている貴方)が、売りたくない、手放したくない、と思っているときに売る、と言う事です。人間の心理等基本的に皆似たようなものです(暴言?)。一般的に言って、貴方がその本を手放したくないと思っているとき、同じ本を持つ多くの人が同様に思っていると考えて良いと思います。為に、古本屋さんにはその本が集まらず、古本屋さんは高い買取値を付けることになる訳です。此れはまた逆のことも言えます。詰り、貴方(此れを読んで下すっている貴方)が、その本を手放してもいいと考え始めたら、多くの人達も同様に考え始めていると思ってください。そのため古本屋さんにはその本が集中し出し、買取価格は一気に暴落します。like a"Black Monday"です。場合によっては、買取を断られる事も有るかもしれません。是非タイミング(売るタイミング)を読んでください。
それと、もう一つ。これは「要点その参」にも当て嵌まる事ですが、当店も含め、最近は高額で買取れる本をリストアップしているお店も多いので、それをチェックする事も大事です。ただし、結構変動が多いので、コマメなチェックが必要です。

以上はあくまでも一般論です。個々のお店により事情はいろいろですので、直接問い合わせてみる事をお薦めします。

うちにも気軽に問い合わせてねお気軽にね

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