Used Books CARROT | MYSTIC RHYTHMS

北の離れ 2004

古書店主が綴る日常雑記 古本屋な日々...  profile

・10月13日 ツキノワグマ
・10月5日 秋霖(しゅうりん)
・10月1日 賞味期限
・9月24日 FLEETWOOD
・9月7日 カタツムリ
・8月16日 生物濃縮
・7月11日 営業再開
・6月17日 引越し
・6月7日 取材
・5月25日 一寸悲しい...
・5月4日 一寸寂しいです...
・4月20日 一寸ショックです...
・4月7日 上円下方墳―熊野神社古墳
・3月10日 猫用の服
・2月21日 オゾン
・2月2日 練習中
・1月9日 イギリスになりたい
・1月3日 美味しいもの見っけ
・1月1日 謹賀新年


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10/13 ツキノワグマ
 ツキノワグマの人里への出没、或いはクマによる人身被害が多く報じられています。この夏の猛暑や近年にない多くの上陸を数えた台風により、クマが食料とする木の実が少ない為、食べ物を求めて山を降りる、と言う事が直接的原因と考えられているようです。
 クマの里への出没の問題化は今に始まった事ではなく、僕の記憶では、70年代頃から環境問題や野生生物保護に関する雑誌などでは時折取り上げられていました。そこでも矢張り、山に食べ物がなく、飢えを満たすために里へ出る、と言う事が、直接の原因として挙げられていました(根本原因としては現在様々なものが複合的に考えられています(下記参照))。クマの出没頻度が増えた時期と、山で多くの実をつける広葉樹の天然林が伐採され、実をつけない杉などの針葉樹の人工林が作られ始めた時期が一致するとか、出没したクマが一様に痩せているとか、胃の内容物が少ない(空腹状態)等などの事から推測された様です。これは、逆に見れば里にはクマの食べる物がある、と言う事にもなります。クマはヒトと同じで雑食ですから、ヒトと食べる物が多く共通しています。よってクマの食べる物を里からなくす事は不可能ですが、生ゴミを放置しない、収穫しない柿の実などを放置しない、墓地のお供えを持ち帰る、山で食べ残りを捨てない、又キャンプ場などでも生ゴミの管理を徹底し、クマに人間の食べ物の味を憶えさせない等、ヒトとクマとの不幸な出遭いを避ける為に、人間の側にも出来る事があるのではないかと思われます。少なくも、出没=射殺では、なかなか解決する事は難しいのではないかと思われます。積極的に、クマが食物不足に陥り難い様、針葉樹の植林などで失われた、団栗(どんぐり)などをつける広葉樹の森を山に復元・再生して行くのも、クマの人里への出没を防ぐのに効果があるとも言われています。
 里に出てきたクマにどう対応するかは、各自治体により異なり、射殺が実質原則になっているような印象も受けますが、岩手県などは「追い払い」が原則で、長野県や広島県等でも捕獲後の「奥山放獣」が実施されています。地方分権や規制緩和の流れの中で、野生動物の保護管理の権限は都道府県に移り、さらに市町村レベルへの権限委譲を求める声もある様です。地域の自然の保護管理は其れを最も良く知る地域の人々の手に、と言う事も出来るとも思いますが、野生動物には市町村の境界などは基本的に無意味ですから、境界を越えて行動します。保護管理には個体数や行動・生態の把握、或いは様々なデータや技術が不可欠ですが、市町村単位ではそうしたものの用意はなかなか難しいのではないでしょうか。最低都道府県レベルの保護管理が必要にも思われます。例えば、クマ出没現場を野生動物の研究や保護管理の専門家ではない猟友会の方々や、一般の自治体職員の方等に任せるのではなく、「クマ出没」の一報があれば、サイレンを鳴らして駆け付け、クマを捕獲して、山奥に連れて行って放す、或いは状況によって補殺を判断する等の、専門知識を持った職員によって構成されたような専門の組織やシステムが考えられて良いと思いますが、此れなどは、市町村レベルでは確立は難しいでしょう。人的被害を防ぎつつ、全体としては絶滅に近づきつつあるクマをいかに保護して行くかを考え実行して行くのは、とても難しいことだと思います。世界的に見ても、大型の肉食動物の保護(オオカミ・トラ等)では、恒に人間の安全確保と動物の保護の両立が問題となります。被害地域の住民と、遠く離れた都市住民との意識のギャップも生まれ勝ちです。
 本州・四国・九州に広く生息(主に落葉広葉樹林)していたツキノワグマは、生息地の減少や駆除・狩猟の為、既に九州ではほぼ絶滅、四国も絶滅寸前(数十頭程度と言われている)と考えられています。本州の生息個体数は10000〜15000頭と言われていますが、中国地方・紀伊半島・下北半島の個体群は、地域的な絶滅が危惧されています。
この一連の、クマに関する報道が、ヒトと野生動物とのより良い関係を考えて行く為の、一つの切っ掛けになると良いのですが...。

*ツキノワグマ:VespertilioSuperans 食肉目クマ科 正確には「ニホンツキノワグマ」で、東アジアに広く生息するヒマラヤグマの一亜種。ワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の保護に関する条約)で商取引が禁じられているが、日本国内では、下北半島・紀伊半島・西中国地域・東中国地域・四国山地・九州地方の個体群を除き保護対象とはなっていない。
*出没原因:天然林(主に広葉樹林)の伐採や天候不良による食物不足、キャンプ場や行楽地で放置された残飯や生ゴミで人間の食べ物の味を憶える、過疎化により里に人間が少なくなった、人手不足等で収穫されずに残される作物がある、燃料や肥料を得る為に人間が定期的に山へ入ることが少なくなった、等の事が考えられる様です。生息地の破壊や減少、過疎化、農業スタイルの変化による里山(山林地帯と里の間にある緩衝地帯のような働きがある)の衰退、等が主原因と言う事が出来るかもしれません。*追い払い:里に出没する野生動物による被害を防ぐため、花火・爆竹やイヌなどによって文字通り「追い払う」方法。里(人間の近く)は厭なところと印象付ける。
*奥山放獣:罠あるいは麻酔銃で捕獲し、山奥に連れていって放す方法。放すときに唐辛子スプレー等を噴射して、里に出た事と厭な経験を関連付けさせ、里は厭なところ、人間は怖い物と言った印象を与える為、「お仕置き放獣」「学習放獣」とも呼ばれる。なるべく遠くに離すほうが良いと言う説と、遠くに離すと結局別の個体が現れるようになる為、逆に近くに放す方が良いとの説あり。
*(野生動物に関する)専門知識を持った職員によって構成されたような専門の組織やシステム:日本には現在そうした公的機関はない。総括的に野生生物の研究・保護・管理・被害対策等を扱う専門組織が各都道府県ごとに欲しい。
*落葉広葉樹林:北半球ではブナ・ナラ・カンバ・シデ・カエデ類等によって構成される森林。本州中部では標高800〜1600mに分布。名の通り冬に落葉する。
*駆除・狩猟:年間≒1500〜2000頭捕獲(射殺等)されている。

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10/5 秋霖(しゅうりん)
クロアゲハの幼虫 東京はここのところ、冷たい秋霖の日々です。所謂「秋の長雨」、或いは「秋雨(あきさめ)」ですね。洗濯物は乾かず、スーパーへの買出しも大変、本の仕入れには行けず、発送も大変、ネコ連中は散歩が出来ずイラついて暴力を振るう(ナマ傷が絶えん...)...。と、良いとこなしと言った感じですが、でもこの雰囲気、嫌いでは有りません。梅雨時もそうですが、なにかしっとりと落ち付いた「暗さ」、結構好きです。外に出られなければ出られないで、本の画像のupや、HPの整理やら、やり始めると結構仕事があるぅ...。
 秋雨も梅雨も、結構好き、と言いましたが、この秋雨と梅雨、実は基本的には殆ど同じです。梅雨は、暖かい高温多湿の太平洋高気圧が、乾いた寒冷な大陸高気圧やオホーツク海高気圧を、北へ押し上げようとするとき、要するに、春から夏へと変わる時、二つの異なる性格の気団(暖かいのと冷たいの)の境目、詰り前線が出来、日本の南海上に停滞して起こります。やがては、太平洋の暑くて湿っぽ〜い空気達が前線を押し上げ、僕は夏バテルのです...。秋雨は梅雨のほぼ逆、と言えるかもしれません。元気の良かった暖かな太平洋高気圧が、流石に勢いを失って南に退き始め、反対に勢いを強め始めた大陸やオホーツクの寒冷な高気圧が南下し、またまた両者の境目に前線が生まれ、日本付近に停滞。この前線が雨を降らせます。長い夏を終わらせる、「秋霖」です...。でも、徐々に北方の高気圧が優勢となると共に、この前線がやがて南に消え、過ごし易い秋、となります。もう一寸です。
 こうした梅雨・秋雨の雨季は、仕事柄気を使います。発送した本が、雨にぬれたら大変...と。殆どが、替わりのない本ですし、お客さんの手元に届くまでは、言わば此方が預かっていると言う形(先に入金して貰っている形)ですし、それに、どの本に対しても、僕自身がそれぞれに愛着を感じているので、無事、雨にぬれずにお客さんの所へ届いただろうか...と、気になる訳です。勿論、そう簡単には雨にぬれないよう、普通の状態では一寸ぬれる事は考え難い、と思えるくらい、常時注意して梱包・発送していますが、今の様な時期は、より以上に防水に気を使います(発送先の天気予報もチェック!)。今まで(凡そ1000件弱発送)、郵便事故は0です(郵便屋さん・宅配便屋さん、有難う御座います)が、何が起こるか分からないのが世の中。気になります。「無事届きました!」等とメールを頂くとホッとします。と言って、別に「到着メール」を催促している訳ではないですよ。どうか、お気遣いなく。便りがないのは無事なしるし、ですから(だと良いな...)。

*前線:暖かい空気(気団)と冷たい空気(気団)の境目。両者が接する斜めの面が前線面、それが地上に接した部分が前線。暖かい空気が冷たい空気の上に乗り上げて行く(軽いので)場合が、温暖前線。逆に、冷たい空気が暖かい空気の下に潜り込んで行く(重いので)場合が、寒冷前線。温暖前線が通過したあとは暖かくなり、寒冷前線通過後は涼しく(寒く)なるのが一般。どちらも暖気が乗り上げ或いは押し上げられて上昇気流が出来る為、雲が出来易くまた雨が降りやすい(上昇した空気は膨張してエナジーを消費し温度が下がるので、水蒸気が凝結して水滴になる、詰り雲が出来る)。
*梅雨・秋雨:月別降水量のグラフを見ると、西日本では梅雨時に降水量が多く、東日本は秋雨時にやや降水量が多いという傾向が見られます。夏の名残を留めた残暑の秋と、爽やかな過ごし易い秋との間に横たわる、しとしとと続く冷たい秋霖は、西日本の方には余りお馴染みではないかもしれません。因みに、梅雨は日本だけでなく東アジアの広い地域に現れる現象で、「baiu」はそのまま学術用語となっている為世界中で通用します(「tunami(津波)」と一緒です)。其れに対し秋雨は、日本周辺のみの現象だそうです。(参考:日本のお天気(気象庁)他)
*アゲハ幼虫:上の写真は9日に庭で撮ったものです(葉は勝手に生えてきたミカン科の植物)。体長凡そ15mm。模様や庭に産卵に来る頻度から、多分クロアゲハ幼虫だと思います(もしかしたらナミアゲハかも...)。おそらく3齢(孵化後二回脱皮)。秋霖を凌(しの)ぎ、今月中くらいにはになり、冬を越し、来春羽化します。

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10/1 賞味期限
 大体我が家では、スーパーへの買出しは僕の仕事で、毎日若しくは二日に一遍は、家族からの発注メモをポケットにねじ込み、近所のスーパー・マーケットへ出かけて行きます。エコ・バッグ持ってチャリンコで。何処のお店が何が安く、何曜日には何が安い、ここのお豆腐は美味しい...等、大分把握して来ました。主夫になれるでしょうか?(其れだけじゃ無理だな...)
 そんな僕が、最近気になるのは食品の賞味期限への対し方です。例えば、陳列棚に、ヨーグルト(好きなので...)が沢山何列にも手前から奥へと並んでいる場合、何処にあるヨーグルトを取り上げて籠に入れますか? 多くの方が、奥にあるものから取って行くのだと思いますが、僕は一番手前から取るんです。製造日が近い、従って賞味期限まで間があるものが奥に置かれ、製造日の古いもの、詰り賞味期限まで間がないものが手前に置かれていると言うのは、知っています。確かに大抵そうなっています。なのに何故手前から取るかと言うと、奥にある新しいものから順に、皆が買って行ったら、手前にある古いものは売れ残り捨てられてしまう可能性が高くなってしまうのではないか、と思うからです。変?
 変かなぁ〜...。でも、食品(食物)は多くが生物起源で、もともとは生きていたものです。それを食品(食物)として利用すると言う事は、命を奪うと言う事です。別に僕は所謂動物愛護家でもないですし、可哀相だから動物(肉)は食べない(可哀相と言えば植物だって可哀相)、と言う様な考えも持ち合わせていません。他の生命を奪って自分が生きて行くと言うのは、動物(生態系の中の消費者)としての宿命だと思っていますし、善悪等というものを超越した行為、極々自然な事柄だと思っています。ただ、無駄にはしたくない、と思うのです。徒(いたずら)に生命の消費或いは浪費はしたくないと思うのです。乳製品等は直接生命を云々と言う事はないですが、生産しているのは生きたウシです。乳製品の浪費は「ウシの浪費」に繋がるかもしれません。忙しくてマメに買出しに行けないからなるべく賞味期限まで間のあるもを買う、等、事情はいろいろですから、別に責める気などは毛頭ありません。唯、そんな風に考えてしまうのです。変?
 でも、似たようなお考えの方がいらっしゃいました。少し前、某新聞の投書欄に、年配(失礼)のご婦人が、食品が、売れ残って捨てられてしまうのは忍びないから、「手前から取る」とお書きになっておりました。ヘンと思われようが、怪訝そうな顔をされようが、私は手前から取る、と。心強いですね。何やら嬉しくなって、こうして書いてしまって居る訳です。
...俺の(結婚に関する)賞味期限は、切れてないと思うけど...。棚の一番前であるのは、確実だな...。

*賞味期限:比較的品質劣化が緩やかな食品に表示される。まあ、「美味しく」食べられる期限を表したものと言えそうです。対し、「消費期限」は、比較的品質劣化が速(すみ)やか(製造又は加工後、概(おおむ)ね5日以内に劣化)な食品に表示され、「安全」に食べられる期限を表したもの。賞味期限切れ=食べられない、では必ずしもないので、期限切れだからと棄ててしまうのは、もったいない。

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9/24 FLEETWOOD
武蔵国分寺跡で撮りました 靴買ってしまいました。真新しいスニーカーの匂いを、随分と久方ぶりに思いきり嗅いでしまいました...。
コンバースのオールスターHI、プロ・ケッズのロイヤルHI、そしてadidasのスーパースター等など、バスケット・ボールなんて体育の授業以外でやった事も無いくせに、何故か、バスケットボール・シューズばかり履いてきている私。今回も例により、バッシュです。adidas FLEETWOOD(フリートウッド)。’80年代、「RUN D.M.C」が愛用した、ブローハム・エルドラド両モデルをベースに造られたモデルの復刻版です。サイドのグレィの部分、見難いですが、リザード柄、詰りトカゲの鱗模様(型押し。本物のトカゲ皮じゃござんせん)になっています。「ウロコぉ〜? トカゲぇ〜?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、そんな生々しいものではなく、一見唯のメッシュに見えます。色も渋めですし。
 最近、歴代の靴達、一寸くたびれ方が激しくなり、近所のスーパーに買出しに行くとか、自転車で本の仕入れに行くとか等は特に問題も無いのですが、流石に電車に乗る時などは、ジーンズやチノパンの膝が破れようが、Tシャツに穴が開こうが擦り切れようが動じない、どころか返ってカッコイイと思ってしまうような僕も、ちょ〜っと恥ずかしくなってきまして、今回思いきって購入しました。通販で。東京とは言っても、多摩地区でこの手のスニーカーを探すのは難しく(定番モデル、adidasで言えば、スーパースター・スタンスミス・カントリーなど等は豊富にあるのですが...)、サイズの問題が少々不安でしたが(この靴は少し小さめ(外側はデカイ)で、幅が狭く、スーパースターは25cmの僕ですが、このフリートウッドは26cmです。幅や甲はイッパイで、つま先が余り過ぎる事もありません)、通販でお願いしました。通販を生業としていながら、案外、仕事で使う梱包資材等以外は余り通販を利用していないので、いろいろ勉強になります。様々な靴屋さんのサイトを覗かせて頂いて、画像の使い方、商品説明、サイト構成等など、いろいろと参考になりました。
 今回の購入を期に、少し下駄箱整理をし、古いスニーカーの幾つかを庭履きサンダルにし、それもならないような幾つかを処分しました(ゴミが増えるな...)古い靴達、ご苦労様でした。合掌...
秋ですね...。新しい靴履いて、何処行こ...。

*オールスター:米コンバース社製。スニーカーの定番中の定番。’17年に誕生。’60年代にはほぼ現行と同じスタイルに。何故か皆底が口開いてワニさんになっちゃうんですよね(20年近く履いてれば当然か...)
*ロイヤル(ロイヤル・アメリカ):米プロケッズ社製。’60年代から上のオールスターに対抗するキャンバス製バッシュの定番。「西海岸のコンバース、東海岸のプロケッズ」と当時呼ばれていたそうな。底は口開かないが、皆ゴム部分(アウトソールは別)が劣化してボロボロになってしまうんです(20年くらい履いてますからね...)。
*スーパースター:独adidas社製。’70年代に誕生したバスケット・ボール・シューズ。定番中の定番です。先端の丸っこいタイプのスニーカーの中では、デザイン的に最愛のモデル。
*ブローハム:独adidas社製。’80年代に誕生。タンの大きなトレフォイル(adidasのあの三つ葉のマーク)が特徴。
*エルドラド:上のブローハムのハイ・カット・バージョン。ごっついアンクル(くるぶし)・パッドが特徴。このモデルのリザード(トカゲ)柄バージョンが、フリートウッド。
*スタンスミス:独adidas社製。’60年代に誕生(「スタンスミス(この靴を愛用したテニス・プレーヤーの名前)」になったのは’70年代とか)。テニス・シューズの定番中の定番。最も美しいスニーカーと思っておりますが、上品なデザインなので僕には一寸...。
*カントリー:独adidas社製。’70年代に誕生。ランニング・シューズの定番中の定番。やや大人し目のデザインなので僕には一寸...。
*RUN D.M.C:’80年代、ラップ・ミュージックをワールド・ワイドな存在へと導いた、メタルで言えばジューダス・プリーストの様なグループ(済みません。メタル馬鹿なので...)。adidasファンで、「My Adidas」と言う曲もあるそうです。
*ジューダス・プリースト:JudasPriest メタル・ゴッド様。詳しくは此方を。
*アディダス:1920年創業の老舗。その名は、創設者アドルフ・ダスラーの通称「アディ:adi」と「ダスラー:dasser」から。始は「ダスラー兄弟社」で、のち弟のルドルフは独立し、「PUMA(プーマ)社」を創設とか。

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9/7 カタツムリ
ヒダリマキマイマイ:EUHADRA QUAESITA 日本自然保護協会によると、最近、全国的に、殻の直径が3cmを越えるような、比較的大きなカタツムリが減っているそうです。原因は、人家の庭を含む緑地自体が減った事や、農薬の使用などが考えられるそうです。また庭や公園などの緑地があっても、落ち葉が綺麗に片付けられてしまう事が多くなったのも原因とか。確かに大きなカタツムリを見ていないですね、最近。国立でお店をやっていたとき気付いたのですが、店横のJR中央線の草生す土手には、沢山カタツムリがいたのですが、どの個体もみな殻の直径が1cm程度の小型のものばかりでした。始めは子どもたちかとも思ったのですが、全ての個体が小さいので如何もそうではないらしい...。確信はないのですが、殻の形や色を考えるに、コハクオナジマイマイという九州出身の方々のような...。国内外来種と言って、人為的に持ちこまれて関東・関西・四国などで増えているそうです。如何でしょう? 皆さんの住む辺りのカタツムリさん達は。大型の種は見られますか? 因(ちな)みに上の写真は、数日前に撮らせて頂いた我が庭にお住まいのカタツムリさんです。殻の直径は≒4cmと、可也大柄。殻が渦の中心を見ながらだと反時計回り、詰り左巻きなので、おそらくヒダリマキマイマイではないかと。巻貝の90%位は右巻きだそうです。個性派ですね。
 落ち葉が片付けられてしまうのも、カタツムリが減る原因になるとの話ですが、我が庭にお住まいのカタツムリさんの産卵現場を目撃したのですが、草の根元、半ば落ち葉に隠れる様に産み付けてありました。朽木や腐植土も食べるそうだし、何より湿り気を好む方々ですから、落ち葉の綺麗に片付けられたようは所は、住み難いんでしょうね。
さっきから「カタツムリ カタツムリ」と書いていますが、彼ら彼女ら(雌雄同体なのでどう呼んで良いのか...)の呼び名は、地域によって如何なのでしょう。学術上の呼び名は「マイマイ」です。正式な和名は、「・・・マイマイ」と普通なります。皆さんのお住まいの地域ではどう呼んでいますか? 僕(南関東育ち)は、今は「カタツムリ」と言いますが、子どもの頃は、「デンデンムシ」と呼んでいたような...。遥か昔の事なので定かではありませんが...。歌の影響かなぁ。♪で〜んでんむ〜しむし か〜たつむり〜♪って。
 カタツムリの呼び方については、柳田国男が調べたそうです。それによると、下記のような方言分布が見られたそうです。

 東北北部・九州西部→ ナメクジ
 東北・九州→ ツブリ
 関東・四国→ カタツムリ
 中部・四国→ マイマイ
 京都(近畿)→ デデムシ

 日本地図をイメージして下さい。北海道・沖縄を除く(独自文化が色濃いので除かれたのでしょうか)、細長い日本列島の両端で「ナメクジ」、やや中心部分に近くなって「ツブリ」、もちっと近くなって「カタツムリ」、更に近づいて「マイマイ」、そして嘗ての文化・政治の中心で「デデムシ」と、ほぼ同心円状に分布しています。文化の先進地域で生まれた言葉が、放射状に周辺地域に伝播し、近畿での呼び名が、ナメクジ→ツブリ→カタツムリ→マイマイ→デデムシと変化するに従い、順次古い呼び名は、周囲へと駆逐されていったのではないか、詰り、方言が文化的中心地を中心にして同心円状・輪状に分布する場合、外周部から内周部或いは中心部に向けて順次変化してきたのではないか、外縁にある言葉ほど発生は古いのではないか、と言う仮説を考え付いて、「方言周圏論」と名付け発表したのだそうです。
 今は全国的には、「カタツムリ」がポピュラーでせうか。関東が日本の文化的中心だから、と短絡的には言えないでしょうが、上記の童謡の影響は大きそうですね。この「かたつむり」と言う歌、明治四十四年(1911)に小学校の唱歌に採用されたそうなので、彼是100年近く子どもたちに歌われている事になる訳ですから。なんか小さい子は「デンデンムシ」と呼び、年令が上がるに連れ、「カタツムリ」に変わってくるような気もします。どうでせう? カタツムリを見付けたとき、偶に「おっ、デンデンムシ」と言ってしまって、何故かこっぱずかしくなる事があるんですよね。なにか「デンデンムシ」はお子ちゃま言葉って気がしてしまうのです。この童謡の所為か? 本来は、必ずしも幼児語と言う事ではないと思うのですが...。
 因(ちな)みに、「ツブリ」とは「円(つぶ)らな瞳」の「円ら」と同じで、丸っこいものを表すそうです。また、「マイマイ」は「巻き巻き」、「デデ」或いは「デンデン」は、「(殻から)出え出え」が、其々変化したものというのが、一般的な考えの様です。
 カタツムリ、雨の日など気を付けて見て下さい。大き目の種が住んでたら、そこはそれなり生態系豊か、と言う事なのかもしれません。写真のカタツムリが住む庭は、手入れが悪く、見た目は殆ど浅茅が宿。でも小動物達にはなかな好評で、カタツムリの他にも、ミミズ・ダンゴムシ・ワラジムシ・クモがいっぱい。バッタも居ります。アシナガバチも毎年の様に(今年はキアシナガバチ)巣を掛けます。ヒキガエル・ヤモリ等のやや大型の連中も常住してます。トカゲ・カナヘビも偶に寄ります。ただ最近、ケラとモグラを見掛けなくなったのが気になりますが...。何れにしろ、人間から見て小奇麗こざっぱり、と言うのは、他の生き物達にとっては余り好ましくない場合が多いみたいですね。落ち葉を一部そのままに出来るくらいの余裕を持ちたいです。我が家の場合は単に面倒くさいから手入れしないだけなんですけどね...。でも一応、道路側は防犯の為、落ち葉は片付けてます。カタツムリは、広東住血線虫の宿主になる可能性があるようです。通常人間に皮膚から入り込む事は無いようですが、念のため、触ったら手を洗おう。
 ...中央線高架化工事が着工され、店横の草生す土手は、もう既に存在しません。小動物達の暮す緑地は、分断され、寸断され、やがて個別に潰されて行く...。生活の中の有り触れた光景となってしまいましたが、何時まで続けるのでしょう? 時代の流れと言ってしまえば其れまでですが、その流れ、正解?...

*コハクオナジマイマイ:殻が平たいとか丸いとかスジが有るとか無いとか等、ちゃんと観察していなかったので、断定は出来ません。ただ殻(右巻き)の直径は10〜15mm程度で、全体に薄黄色味の強い色でした。殻は透け気味。生息地は木立ちの無い草生い茂る線路の土手。ウスカワマイマイかな...。
*柳田国(國)男:明治8年(1975)兵庫生まれの民俗学者。松岡(旧姓)国男として詩人でもあった。農商務省役人・朝日新聞論説委員等も務め、後民俗学に専念とか。
*民俗学:人々(主に庶民)の生活様式・習慣・しきたり・伝承等を研究対象として、人々(民族)の文化・歴史・社会等を明かにして行こうとする学問。
*柳田国男が調べた...:カタツムリを指す方言の分布を研究し、そこから方言周圏論を導き、「蝸牛(かぎゅう:カタツムリ)考」を昭和5年(1930)に発表。
*「かたつむり」:作者不詳(わらべ歌が下敷きとの説有り)。1911年に尋常小学校唱歌に発表。
*広東住血線虫:Angiostrongylus cantonensis ネズミを宿主、カタツムリやナメクジを中間宿主とする。マダガスカル島から中間宿主のアフリカマイマイと共に世界中に拡散。日本でも感染例有り。主に口から入り(経口感染)、最終的に脳に入り、脳脊髄性髄膜炎を主症状とする「広東住血線虫症」を発症する場合が有る。基本的にヒトに寄生する線虫ではないので、余り神経質になる必要は無さそうですが、可能性が有る以上、カタツムリやナメクジ、またそれらを食べるカエル等を生で食べない、カタツムリやナメクジが接触する生野菜などは良く洗う或いは加熱する、傷のある手で触らない、等で予防しよう。余談:「マダガスカル住血線虫」とならなかったのは、発見されたのが中国広東の病院だった為らしい
*JR中央線高架化:踏切での慢性的渋滞の緩和が主目的。都心への機能集中や自動車利用の増加から起きた問題ですね。
(参考:日本自然保護協会 自然しらべ「カタツムリをさがそう」他)

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8/16 生物濃縮
 人間を含めた生物は、外界からある物質を取り込み、外部よりも高濃度になるように濃縮します。例えばある種のホヤは、海水中からバナジウム:Vを取りこみ体内で選択的に濃縮し、血中濃度は海水中の10万倍以上にもなります。また浅蜊や牡蠣等の貝は、海水中からカルシウムを選択的に取りこみ濃縮して、貝殻(炭酸カルシウム:CaCO3)をつくります。カルシウムで言えば、人間も食べ物を通してカルシウムを取りこみ、選択的に濃縮して、骨格を造ったりする訳です。こうした事を「生物濃縮:biological concentration」と言います。濃縮される物質が、生物にとって有用なものなら問題無いですが、此れが有害な物質、例えば、PCBやDDT、或いはダイオキシンや環境ホルモン(内分泌撹乱物質)等だったら大変です。でも実際は、こうした有害物質も生物体内に濃縮されているのが現実です。
 濃縮の経路は主に二通りあり、一つは体表面からの直接吸収、もう一つは食物を通しての間接吸収です。この両者が関係し合いつつ、生物体外の物質が、生物体内に吸収・濃縮されて行きます。
 この吸収・濃縮の図式は、水中と陸上で少し変わってきます。例えば水中生態系では、水の中に含まれる有害物質が植物プランクトンの体表面から直接吸収されて濃縮。その植物プランクトン(珪藻類等)を摂食した動物プランクトン(オキアミやカニの幼生等)体内にさらに濃縮。その動物プランクトンを摂食した小型魚類(イワシ等)体内で更に濃縮。その小型魚類を摂食した大型魚類(マグロ等)体内で更に濃縮。そしてその大型魚類を食べた人間の体内で更に濃縮される...。この有害物質を有機水銀(メチル水銀)とおけば、まさにこれは水俣湾の「水俣病」の発生過程と同様な図式、舞台を淡水に置換えれば阿賀野川の「第二水俣病」の発生過程と基本的には同じ図式となります(川の場合は登場する生物種が異なります。植物プランクトンは藻類、動物プランクトンはワムシやミジンコに代ります。又海では登場しない昆虫(水生)も図式に入ってきます)。陸上生態系では、例えば、散布された農薬が植物(イネ・牧草等)の根から吸収されて濃縮。それを食べた家畜(ウシ等)体内でさらに濃縮。そしてその家畜の肉や乳を摂取した人間の体内で更に濃縮...。と言うような図式です。
 何故濃縮されるのか? 一つは、体内で分解される或いは体外に排泄されるより多くの量の汚染物質が、取りこまれてしまう場合、出て行くより入ってくるほうが多い訳ですから、体内に蓄積して行きます。そしてもう一つのパターンは、入りこんできた汚染物質が、体内で分解され難くかったり、また水に溶け難かったりして排泄する事もし難いようなものである場合、そして脂肪に溶けこみ易い(脂溶性)もの、例えばPCBやダイオキシン等であった場合等、蓄積されて行きます。蓄積されれば体内におけるその物質濃度は、外界よりも高濃度となりますから、「濃縮」となる訳です。
 お気付きでしょうが、食物を通しての濃縮は、「食物連鎖(或いは食物網)」による濃縮です。生産者:緑色植物→第一次消費者:食植動物→第二時消費者:肉食動物と食物連鎖が進むに連れ、濃縮は進んで行きます。排出されたダイオキシン等が、当初問題にならないほどの低濃度であり、プランクトンや植物達にとっては左程影響が無かったとしても、食物連鎖(食物網)を通して最終的な消費者に達する頃には、大変な高濃度になり得る或いはなっていると言う事です。最終的な消費者と言うのは、海では、イルカ・クジラ・シャチ・アザラシ・サメなど、陸上では、ワシ・タカ・ライオン・クマなどの大型肉食動物ですが、汚染物質は、雨に洗われ、川に入り、最終的には多くが海へと至りますから、海生の動物或いは陸生の動物でも海生動物を食べる動物(アザラシ等を捕らえるホッキョクグマや魚を食べるワシ等)の方が影響は大きく受ける傾向が強くなります。でも、代表は何と言っても、海陸関係無く「人間」ですね。
 濃縮の一例として以下を挙げます。有機塩素系農薬として、’71に使用禁止となるまで、稲作に大量に使用されていた、BHCの生物濃縮の図式です。

BHC散布

土壌中:0.93ppm(前年からの残留0.05ppmを含む)

稲わら:5.98ppm

(ウシ(牛肉):13.68ppm)

牛乳:9.82ppm

ヒト:12.17ppm(米を通じての0.17ppmを含む)

 牛肉より牛乳のBHC濃度が低いのは、牛乳がウシの体内にある期間が短い為です。
農薬その他の合成化学物質は、元来自然界に存在していた化学物質ではなく、人間が「合成」したものなので、生物はその物質を分解したり排出したりする能力を持たない場合が多いため、合成化学物質は、生物にとって有害となる場合が多くなります。と言って、合成化学物質は皆危険で、天然の化学物質は皆安全、と決まっている訳ではありません。ヘビやハチの毒は天然化学物質ですが、生物にとって危険な物質です。ですが、元来自然界に存在していた物質ですから、最終的にはバクテリア等によって分解され、生態系レベルでは、普通特に危険物質とはなりません。この、環境中で分解され易いかされ難いか、ここが大きなポイントの一つです。化学物質による汚染にしても、ゴミの問題にしても、我々が排出したものが、無理無く環境中で水や二酸化炭素や窒素やらに分解されて行けば良いのですが、多くの排出物が、バクテリアなどに分解され難い物質(ヴィニールやプラスチックなんかは良い例です)であったり、分解はされるけれども、分解の能力を遥かに超える量が排出されている為、様々な問題が起きるわけです。
 ちょっと話がズレましたが、主題は「生物濃縮」です。環境中に放出された有害物質は、幾ら低濃度であっても、食物連鎖を通して生物体内で濃縮され、最終的にはきわめて危険な濃度になってしまうと言う事が、あり得ると言う事です。排水などの規制は、「濃度」によって規制されるのではなく、「総量」によって規制されなくてはならない訳です。
 生物濃縮にはそれなり時間が必要なので、化学物質等による影響は、表に現れるまで時間がかかる場合が多い。そして、影響が表面化したときは、もう手遅れ、となりかねません(DDT然り、PCB然り...。生物濃縮とは無関連ですがフロンガスも...)。目先の利便性や経済性に惑わされず、その物質の本質をよ〜く見極める心構えが必要ですね。企業が、新たな商品:化学物質を開発・販売したときは、当然その利便性やら経済性やらを強調して行くわけですが、メリット・デメリットは表裏一体、良いとこがありゃあ悪いとこもあると、常に注意を払わなきゃいかんです。注意を払う為には、多少の科学的知識が必要ですが、ど〜も理科系のお勉強は隅に追いやられて、日陰の存在。語学を勉強する場は山ほどあるのに、科学の勉強をする場も機会も、殆どないのは如何言う事? 国際社会の中で、お互いを理解し合うためにも、語学を学ぶ事は大事な事だと思いますが、この地球規模の環境危機の中で、自然を理解する為の言葉=科学的知識も、すんごい重要と、思うのですが...
(私も修業中の身。余り偉そうな事は言えませんが...)。

*ホヤ:海に住む脊索(せきさく:脊椎動物の脊椎の原型に当るとされる体の支持組織)動物。
*バナジウム:vanadium 原子番号23の金属。
*PCB:ポリ塩化ビフェニル(Poly Chlorinated Biphenyl) 塩素がポリ=沢山付いた人口合成化合物(1881年独逸で合成)。塩素の数やその付く位置により、200種類以上理論的には存在。化学的にきわめて安定で、熱に強く、電気を通さず、金属を腐蝕せず又水に溶け難く油に溶け易い等などの利点があり、電気機器の絶縁や加熱・冷却媒体また溶剤等に使用された。環境中で分解され難く、また脂溶性である為動物の脂肪等に蓄積・濃縮し易い。多少の揮発性がある為、大気中に拡散もするとの事。生物毒性があり、発ガン性や環境ホルモンとしての性質もあると考えられている。日本では’73に原則製造・輸入・使用禁止。現在も処理待ちのPCBが大量に保管されている。
*DDT:DichloroDiphenylTrichloroethane(ジクロロ・ジフェニル・トリクロロエタン) 日本及び欧米では使用禁止。途上国ではマラリア対策等に使用中。内分泌撹乱物質(環境ホルモン)として考えられている。
*ダイオキシン:ポリ塩化ジベンゾ−パラ−ジオキシン(PCDD)とポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)をあわせた総称。塩素の化合物。塩素の付く位置により毒性が異なる。200種以上が知られている。水に溶け難く脂肪に溶け易いため、生物体内に蓄積しやすい。無色無臭の個体で、非常に分解され難いが、紫外線の作用により徐々に分解される。主に炭素・酸素・水素・塩素が加熱される過程で発生し、日本での発生源の≒90%はゴミ焼却過程からと言われている。発ガン性・催奇形性・内分泌撹乱性等があると考えられている。
*環境ホルモン:内分泌撹乱物質。多くが合成有機化学物質で、天然のホルモンと似たような作用をし、ホルモン本来の働きを文字通り「撹乱」する。生体内では、脳や内臓などから、必要なときに必要な量の様々なホルモンが分泌され、各細胞や臓器に様々に作用するが、その天然ホルモンとそっくりな「贋物」ホルモン:環境ホルモンが体内に入ると、必要でないときに必要でない働きかけをして、生殖や成長などに悪影響を及ぼすと考えられている。
*BHC:Benzene Hexa Chloride(ベンゼン・ヘキサ・クロライド) DDTと並ぶ代表的有機塩素系農薬。イネの殺虫などに使用され、残留性・生物濃縮性が強いとして、日本では’71に国内での販売禁止。途上国では今も使用されている。
*ppm:parts per million(100万分率) 100万分の一が1ppm。例えば、水1リットルの中に、マグネシウムが1mg(ミリグラム)の含まれていたとすると、マグネシウムの濃度は1ppmと言う事になる。
*食物網:生態系内の食う食われる分解する、の関係を「食物連鎖:food chain」と言う概念で表しますが、その食物連鎖が複合して構成する食物連鎖の全体を、「食物網:food web」と言う。
食物連鎖或いはもっと大きく生態系の中では、無機物から光合成により有機物を生産する緑色植物を「生産者」、その植物が作り出した有機物を食べて生活する動物を「消費者」と言い、植物食動物(草食動物)を第一次消費者、肉食動物を第二次消費者と呼びます(更にこの上に第三次消費者が置かれる場合もある)。そして、生産者や消費者が直接間接に作り出した有機物(主に排泄物や遺骸という形)を、再び無機物へと分解するバクテリアや菌類(キノコ・カビ)を「分解者」と呼ぶ。
*ワムシ:袋形動物門に属す多細胞生物。淡水中に住む代表的プランクトン。主にバクテリアや植物プランクトンを摂食。体長0.1〜0.6mm程度。
*水俣病:熊本県水俣市を中心に発生した有機水銀(メチル水銀:HgCH4)を原因とする公害病。工場排水中のメチル水銀が海中で生物濃縮され、高濃度に汚染された魚を食べる事により発症。中枢神経系疾患。’56に発生報告(公式にと言う意味)*第二水俣病:新潟水俣病とも。新潟県阿賀野川流域に発生した有機水銀(メチル水銀:HgCH4)を原因とする公害病。工場排水中のメチル水銀がこちらは川水中で生物濃縮され、高濃度に汚染された魚を食べる事により発症。’65に確認された。
(参考:現代の生態学 山岸宏)

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7/11 営業再開
 やっと...やっと...、在庫の整理等が(一応)つき、お蔭さまで営業再開にこぎつける事が出来ました。営業再開とは言っても、「Used Books CARROT」としては、言わば「開店」と言う事になりますね。無店舗ですので、取置や持込み買取は出来なくなりましたが、その分通販にエナジー注いで頑張りますので、今後とも、宜しくお願い致します。

*お休み中は御迷惑お掛けしました。

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6/17 引越し
 少し報告が遅くなってしまいましたが、7月より国立駅前の店舗を離れ、完全無店舗・通信販売専門の、所謂「オンライン古本屋」となることとなりました。今でも「オンライン古本屋」ではあるのですが、来月からは無店舗となります。でも、国立駅前に「キャロット書店」は残ります。でも「Used Books CARROT」は、別のお店となります。分かり難い? う〜ん...つまり、国立駅前の「キャロット書店」の通信販売部分が独立して「Used Books CARROT」と言う、無店舗・通信販売専門店となると言う事です。始めのうちは、少し紛らわしく、御迷惑をお掛けする事が有るやも知れませんが、何卒ご容赦下さいます様お願い致します。そして、今後とも、両店を宜しくお願い致します。
 今月中に、新業務地に在庫を移し、在庫及びHPリストの整理をして、ADSLの契約を変更して、来月半ばには業務を再開したい...と、予定していますが、在庫整理がどうなる事やら。でも何とか頑張って、現在未整理の入荷本も新たにUPしますので、乞うご期待(^_^)v 又なにせ(本以外の)荷物が多い。ウン十年(一寸オーヴァーですが)店に居た為、CD、カセット・テープ、コンポ、又暇潰し用の数学やら化学やらの参考書、また訳の分からんあれやこれや等など、たんまり...。持って行かなきゃならないけれど場所は無いし、かと言って捨てればゴミが増えるし、かと言ってリサイクルのお店で活用してもらえるようなものでなし...。取敢えず持っていきます。なんとか整理してやりましょう。
 ○十肩気味で、荷物運び等がなかなかスムーズに行かず、休み休みと言う形なので、少し日数がかかってしまうかもしれませんが、なるべく早く営業再開できるように頑張りますので、御迷惑おかけしますが、宜しくお願い致します。

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6/7 取材
 少し前、取材を受けました。今度リリースするアルバムについて、BURRN!誌の方に、そのコンセプトや使用楽器について又メタルに対する思いについて...な訳はありません(妄想です)。ご近所一橋大学の学徒さん2名に取材を受けました。国立の各古本屋さんを取材・紹介し、学生達の古本屋利用の便を図りたいとのことでした。とても熱心で、インタビューの手際も良く、然も僕なんぞの事をよ〜く下調べして頂いて、この「業務日報(一応業務日報なんです)」どころか、僕のprofile、又辺鄙な詩集の方まで読んでくださっており、恐縮してしまいました。有難う御座います。紹介宜しくお願いします(^_^)

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5/25 一寸悲しい...
 何が悲しい?って、地名です。市町村の合併により、歴史的な背景を持った地名が消え、合成地名やひらがな地名や借用地名や冠方位地名が増えて...。確かに、其々に歴史的背景を持った地名の自治体が一緒になる訳ですから、難しいのは解りますし、皆さん其々に地域の振興・発展を願って、一生懸命考えられたのだとは思いますが...。何か悲しい...。そりゃぁ、地名の変更は大昔からありますし、言葉と同じで、時代が変われば人も変わり、地名も変わって行くのは当然。それは宿命です。しかし。最近の地名変更は何だろう、その土地や人間との有機的連続性が感じられないものが多いような...。
 ここ国立(くにたち)市も、元々は「谷保(やほ)村」でした。鉄道省(現JR)中央線の新駅設置(大正十五年)の際、国分寺駅と立川駅の間にあるので、両駅から一字づつ取「国立」駅と命名。それが後に行政地名になったものです。この地から「国が立つ」とは何とも縁起良し、と言うのもあったとか...。「谷保」は国立市の南部、JR南武線や甲州街道(国道20号線)の以南に、行政地名として残っています。湿地帯を表す「谷=ヤツ」と言う言葉と関係した名でしょうか。湧水が豊富で川(多摩川)も近く、水田耕作にはもってこい、と言う土地の特性と結び付いた名前の様に思います。僕は子どもの頃から「国立」とは長〜いお付き合いなのですが、何故か「谷保」と言う地名に愛着を感じます。名前の背景に有るものの違いから来るのでせうか...。今も谷保には、農地・緑地が多く残ります。
 地名変更に関しては、もう一つ身近な所に例があります。店は国立にあるとはいえ、ホンの100mも行くと、お隣の国分寺市光町に入ります。この「光町」、元々は「平兵衛新田」と言う名でした。江戸時代(享保年間(1716〜1735)らしい)に新田開発が行われた時に付けられた大字名とのこと。ですが、当時の平兵衛新田にあった鉄道技術総合研究所(今もあります)が、昭和三十年代始め東海道新幹線開発・研究に着手。新幹線の開発はここを中心に行われ、ために新幹線「ひかり」号に因(ちな)み、光町となりました。平兵衛さんどっか行っちゃった...。つい最近まで、バス停名に残っていたんだけれども、そのバス停自体が見当たらない...。でも、鉄道技術総合研究所の秋に行われるお祭りは、「平兵衛まつり」と名付けられています。良かったね、平兵衛さん...。
 地名は時代と共に変わります。上記の「平兵衛新田」にしても、江戸期に新田開発される以前の地名と言うものも有ったでしょうし...、変わること自体は仕方ないと思うのですが...。地名の変更が必要となるとき、新地名を決めるのは、矢張り地域・地元の方々がすべき事で、第三者がとやかく言える事ではないと思います。が、地名はパブリックなもので、日本或いは日本人の文化に関わるもの。安易(と言っては失礼ですが)な地名変更は、土地や風土と、地域住民との精神的繋がりを破壊してしまうような事になるのではないかと、ちと心配...と言うか大分心配。
 地名変更の場合、地域住民の方々が、それぞれに地名に愛着をお持ちであったりお持ちで無かったり、又様々な利害(地名のブランド、なんて言うものも有ったりしますしね)が絡んでいたり、いろいろ大変であるとは思います。イメージも利便性も大事だと思います。でも、地名は歴史を背負っています(或いは歴史そのもとも言えるかも)。「国立」も「光町」も、歴史の中で生まれて来たものでは有りますが、矢張り、その地域・土地に根を張り芽吹いて来た様な名前が消えて行くのは、悲しい、と感ずるのです。

*合成地名:合併する各自治体名から一字づつ採って合成した様な地名。例えば、那賀荘村+唐館村+喜多陵村の合併で「那唐喜町」とか。(これらの自治体名は実在しません)
*ひらがな地名:漢字は其れそのものが地名の意味・由来を表す場合も多いので、ひらがなでは其れが読み取難くい。読み方は異なっても、漢字で書くと全く同じ地名が複数あって不便、地域外の人には読めない等、問題はあるのでしょうが...。
*借用地名:旧国名(羽後とか吉備とか日向とか)や都道府県名等の大地名を借用したもの。滋賀中央市とか西安房町とか。(これらの自治体名は実在しません)
*冠方位地名:東西南北などを冠した地名。ご近所の「西東京市(保谷市と田無市が合併)」は正直腰砕けになりそうでした(地元の方スンマセン)。保谷(ほうや)も田無(たなし)も有名なので難しかったんでしょうか?「冠方位地名」は僕が勝手に作った名前です。
*谷保:やほ 鎌倉時代後期には「谷保郷」の名が成立していたそうな。「谷保天神」はご存知かもしれませんね。「野暮天」と辞書で引いて見て下さい。語源として谷保天神が出ています。谷保→やぼ→野暮と繋がるので、ダサイから嫌、と言うのも谷保から国立への名称変更の理由の一つとなったとかならないとか...(どっちや)。谷保天神及びその周辺は、豪族館跡や古民家(移築されたもの)等有り、田圃・緑地も多く、お薦めです。おされな街として有名な国立の、もう一つの顔が見られます。僕的にはこっちの顔の方が好きだったりします。
*谷保天神:1181年建立。甲州街道を北から南に渡り鳥居を潜って石段を降りる(府中崖線に敷地が跨っている)と本殿が有ると言う普通と逆の配置。もとは神社の南を通っていた街道が江戸期に神社北側に付替えられた為とのこと。湯島天神・亀戸天神と並ぶ関東三大天神。
*ヤツ:ヤ・ヤト・ヤチ・ヤタ等も同義とされる。谷津・谷・谷戸・谷地・谷田等の字が当てられる場合が多い。低湿地を表すそう。

 ◆付録:ご近所の難読地名 これ読めます?
 1石神井 2牟礼 3飛田給 4大丸 5是政 6車返 7分倍河原 8乞田 9四軒在家 10福生
 11恩方 12廿里 13九反甫 14留原 15軍畑 16人里 17笛吹 18古里
 答えは此方

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5/4 一寸寂しいです...
 1日、動物文学者の戸川幸夫さんがお亡くなりになりました。享年92
比較的自然豊かな土地で育ち、幼児期から常に犬や猫と共に暮していたせいか、僕は子供の頃から動物(或いはもっと広く生き物)が好きだったのですが、でもそれは単に、「動物好き」と言う範囲にとどまっていました。けれど、小学生のとき、戸川さんがお書きになった、「すばらしい動物の世界」と言う本との出会いが一つの切っ掛けとなり、僕の動物(生き物)に対する思い(或いは意識)は、少しと言うか大分変わったものになりました。
 この、「すばらしい動物の世界」は、全5巻か全6巻と言う、子供にとっては可也「重い」ものだったのですが、毎日々、夢中になって読み耽っていました。戸川さんは、基本的には文学の世界の方ですから、作品は(僕が知っている範囲)やはり人間的視点から描かれていますが、この作品は大分趣が異なり、動物学・生物学・生態学などの視点から、その生殖、自然の中でのその暮し、人間との関わり、そして環境問題など等、ある程度深く且つ子供にも解りやすく描かれており、単なる「生き物好き」だった僕に、非常に新鮮で驚きに充ちた世界を提供してくれました。其れまで、僕にとっての動物(生き物)という存在は、ただ「可愛い」もの「楽しい」ものでしかなかったのですが、この本との出会い以降、動物(生き物)とは、同じ自然と言う世界の中の、基本的には我々と対等な存在、自分と同じ生きる者であると言うような、何か客観的存在、同時により強いシンパシィを感ずるような存在へと、変わって行ったような気がします。勿論、当時は11歳かそこらの唯の生意気なガキンチョですから、そんな事は意識すべくも無いのですが、今思い返すと、明かに当時、そうした意識の変化があったように思います。動物を又人間を、「自然」と言う大きなシステムの中の存在として漠然と乍も捉えるようになり、野生生物保護や環境問題に興味・関心を持つようにもなりました。そうした変化の大きな切っ掛けの一つが、この本との出逢いでした。
 戸川さんは或る意味、僕の自然観に最も大きな影響を与えてくれた方、と言えるかもしれません。
 有難う御座いました。 R.I.P

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4/20 一寸ショックです...
 今日、地球物理学者の竹内均さんがお亡くなりになりました。享年83
僕に科学(特に自然科学)の面白さ、楽しさを教えてくれたのは、竹内先生(敢えて先生と呼ばせて頂きます)のTV番組(NHK教育(タイトルは失念しました))と、「地球の科学(正続)」「地球の歴史(正続)」と言う4冊の本でした。この番組とこの本との出会いが、僕にとっての「世界」を一気に広げてくれました。本当に、広く深い世界を、教えて頂きました...。
 有難う御座いました。 R.I.P

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4/7 上円下方墳―熊野神社古墳
 僕の住む旧武蔵国で、古墳が新たに確認されました。上円下方墳(じょうえんかほうふん)です。
古墳と言えば前方後円墳、とイメージされる方が多いと思います。聞き慣れない古墳名ですよね。でも、古墳ファンはピンと来るでしょう。そう、明治・大正・昭和の各天皇陵と同デザインです。大化の改新で有名な天智天皇(中大兄皇子)陵が上円下方墳と見られていた為(実際は上八角下方墳)に、それに倣って同じデザインにしたそうです。四角い方墳(今回確認されたものは二段)の上に円墳が乗っている、「菱餅の上にお饅頭」的デザイン。本来このデザイン、古墳時代の終末期に流行ったデザインで、天皇家及び一部豪族にのみ許可されたものとも言われ、畿内有力豪族の御墓に多く使われたものらしいです。あの有名な石舞台古墳(伝蘇我馬子墓)も、このデザインではないか、と考えられているそうです。じゃあその、全国にも二例しか確認されていないと言う珍しい上円下方墳が何故、この辺境の地(当時)に? 然も規模は最大級、築造年代も最古級との事。
 今回確認された古墳の有る地は、武蔵国の国府が嘗て所在していた地。国衙(こくが。今で言えば都庁とか県庁)があったと目される辺りから約2kmの神社境内で確認されました。元々武蔵国国府が、何故この地に置かれたかということに付いては、有力豪族が居なかった為、と考えられていたそうなのですが、今回の確認で変わってきそうです。何故なら、国府設置は大化の改新の後ですから、七世紀半ば以降の事。恐らくこの地への設置は八世紀前半位だろうと考えられています。ところがこの古墳、造られたのは七世紀半ばから末と見られています。と言う事は、国府がこの地に設置される以前から、規模の大きな墳墓、然も天皇家を除けば、一部有力豪族にしか許可されていなかったとも言われるデザインの墳墓を、造営することができる程の豪族が居たと云う事になる訳です。詰り、中央と繋がりの深い有力豪族が居たからこそ、この地に国府が設置されたのではないか、とも考えられる事になる訳です。面白ぉ〜。
 何故こんな話をしたかと申しますと、実はこの古墳以前から気になっていたのです。自転車で何度かこの神社裏手の小山の横を、「これ何だろう?古墳じゃないのぉ?」と思いつつ、通り抜けていたのです。神社境内にも入って見たことがあるのですが、其れらしき案内板もなく、小山も木が繁って形も判然とせず、「やっぱ違うのかなぁ」と少々と言うか大分ガッカリしていたのです。所が今回の報道です(と言っても最初の報道は昨年末ですが)。「武蔵国府跡から北西2kmの神社境内に古墳」。ピンと来ました。神社の名前を忘れていたので直ぐ地図で確認...。「やっぱそうじゃん!!」。嬉しかったです。俺の勘もなかなかじゃん、と...。とは言っても、僕がうすうす気付くくらいですから、もっと早くから、もっとはっきりと古墳の存在に気付いて居た方はいらっしゃった様で、古くは明治時代(明治十七年(1884年))の雑誌に、「古穴発見」の記事が有り、又、郷土史関連の著作や資料集等にも、古墳や洞窟の文字が見られて居たそうです。そして’90年には、神社山車(だし)庫新築に伴う調査で、「版築(はんちく)」と言う、一層づつ土をつき固めて地盤を強化する工法によって作られた、地層のようなきれいな縞模様が有る事も知られ、そうした事等から、’96年には、地元博物館学芸員の方が、「塚は古墳だった」と言う論文も発表されています。’00年には、都市化に伴う残存遺構の調査で、この小山も地中レーダー探査の対象とされ、内部に石室らしき空間が有る事も知られました。もう後は本格調査を待つばかり、と言う事だった様です。為に、古墳「発見」ではなく、古墳「確認」と書いたのです。
 古代に生きて生活していた人間も、この現代に生きて生活している人間も、基本的には何ら変わりの無い存在ですから、現代人や現代社会と同じ様に、少し形は違っていても、古代人や古代社会も様々な問題を抱えていたでしょう。我々が知ることの出来ない苦労も、多く有った筈です。古墳の築造にしても、人々には大きな負担となったかもしれません。だから、古代に所謂「ロマン」だけを感じるている訳ではありません。ありませんが、一古墳・考古学ファンとしては、矢張りたまらんですね。近所にこうした存在が見つかると言う事は。興味のない方には、しょーもない事、或いはしょーもない物、かもしれません...。
でも、千数百年前の人間の営みや生活に思いを馳せると、現在の人間の営みや、或いは自身の日々の営みや生活も、少し違った見方が出来るようになるかも...。
 日本の遺跡の多くは、道路建設・拡張や宅地・ゴルフ場造成、また圃場整備等により破壊されています。多くの遺跡調査・発掘は、そうした開発行為の前段として行われるので、調査が一通り終了すれば、一部例外(吉野ヶ里遺跡など)を除き、後は殆ど消滅します(開発に伴う調査・発掘が、「お葬式」と言われる所以です)。開発のお蔭で調査が出来るけれど、開発のお蔭で破壊される、と言う訳です。開発行為から独立した調査・発掘(調査・発掘も有る意味破壊行為ですが...)を、地域の行政が独自に行い、結果重要度の高い遺跡の存在が予め知られれば、開発計画そのものから外される等、保存される可能性も高くなると思うのですが...。でも、予算が出ないか...。市場と縁の薄いものには冷たいからな...。
 「遺跡保存」とは言っても、遺跡の存在が、周辺住民や関係者の負担となる事も、場合に依ってはあるかもしれません。全ての遺跡を、何が難でも残せ、と必ずしも思うものではありません。が、出来得れば、過去の世代が我々世代に伝えてくれたものを、未来世代にも伝えたいもの。今は無価値と見えても、将来考古学が進んで、新たな価値が見出されると言う事も有るやもしれませんし...。文化的遺産にしても、自然環境にしても、我々或いは我々現代世代のもので有ると同時に、他者或いは他世代のものでも有ると言う共有感。これが常に意識されて、文化的遺産や自然環境が大事にされるような社会や街は、きっと安全で暮らしやすいものになるだろうな...。
 今回のこの古墳、開発に伴う発掘じゃないから、多分保存されると思うけど...。って言うか、保存してよ。

■追記:2005年7月、当古墳は国の史跡に指定されました。2009年には復元され、往時の姿(画像は2010年5月時点のもの。南側から見ており左端に石室入口が写っている)を見ることが出来ます(往時に近い姿、と言った方が正確ですか)。

上円下方墳(熊野神社古墳)
熊野神社古墳


*上円下方墳:「円」は天を、「方」は地を表すと言う道教の考えに基くデザインだそうです。「天は円く、地は四角い」と言う古代中国の宇宙観だそうな。
*明治天皇陵:伏見桃山陵(京都市伏見区) 大正天皇陵:多摩陵(東京都八王子市) 昭和天皇陵:武蔵野陵(〃)
*全国で二例:奈良市の石のカラト古墳と沼津市清水柳北1号墳の二例が、現在確認されている。他に、埼玉県熊谷市の宮塚古墳と、同じく埼玉県川越市の山王塚古墳が、上円下方墳ではないかと考えられているが、現在未調査。
*規模は最大級:3段積みで、一段目は一辺32m(高さ1m)、二段目は一辺23m(高さ1.5m)、三段目は直径16m(高さ2.5m)。横穴式石室。凝灰岩(火山灰が固まって出来た岩石)製石棺。因みに、上記四つはすべて方墳・円墳の2段積み。ただ大きさは、山王塚古墳が一辺63mで特別大きい。
*横穴式石室:石を組んで石室を作った後、土を盛って墳丘を造る。横方向に有る入り口の扉を開閉して何度も使える(追葬が出来る)。家族墓。是に対し竪穴式石室は、土を盛って墳丘を造って後、天辺を掘って石室を造り塞ぐので、基本的に一度きりの使用となる。個人墓。古墳時代中期までは竪穴式が主流で、後期は横穴式が主流となる。
*明治時代の雑誌:「武蔵野叢誌」。1883年(明治十六年)創刊の自由民権啓蒙&文芸誌。二十五号で廃刊。
*版築:大陸由来の工法。塀や土壁そのもの、また大きな築造物の土台等を堅固にする為に使われる。木枠の中に土や粘土等を入れ、半分くらいの厚みになるまでつき固める事を繰り返す。よって、地層のような水平方向の縞模様が出来る。明代以前に造られた万里の長城の多くは、この工法によるものだそうな。
*地中レーダー探査:地表から電磁波を地中に送り、反射する電磁波を捉えて内部構造を非破壊的に調べる。
*周辺住民や関係者の負担:遺跡が有る為に... 生活道路の建設・拡張が出来ない 遠回りを強いられる 圃場整備が出来ない 家屋の新築・増築が出来ない 調査費を負担しなければならない 等など
*古墳時代:区分には諸説あります。是は一例です。
 ・発生期
 三世紀前半  前方後円墳・前方後方墳 木棺・竪穴式石室 鏡
 ・前期
 三世紀後半〜四世紀  前方後円墳の定型化 竪穴式石室・木棺 鏡・碧玉製装身具 器財埴輪
 ・中期
 四世紀末〜五世紀  前方後円墳の巨大化・陪冢 竪穴式石室・石棺・横穴式石室 鉄製武具・馬具 人物・動物埴輪
 ・後期  
 六世紀〜七世紀前半  前方後円墳の減少・円墳 横穴式石室・壁画 須恵器・土師器・金銅製武具 東国で埴輪隆盛
 ・終末期
 七世紀後半  小規模な上円下方墳・円墳・八角墳  646年(大化二年)「薄葬令」
*陪冢(ばいちょう):メインの古墳に葬られた方の一族や家臣の方々が眠る御墓。メイン古墳の周囲に分布。
*金銅(こんどう):銅に金鍍金(めっき)を施したもの。
*須恵(すえ)器・土師(はじ)器:須恵器は、轆轤(ろくろ)整形し、窯を使い高温(1100度前後)で焼いた、水容器に使用可能な朝鮮半島由来の言わば高級土器。土師器は、弥生式土器系統の野焼き焼成の素朴な土器。水容器使用不可の言わば庶民的土器。
*薄葬令:身分によって、墳丘や石室の有無・規模また造営動員人員数・日数等が規定・制限された。また殉死や副葬も禁止された。墳丘造営を完全に否定したものではない。
(読売新聞連載「上円下方墳が出た!」を、一部参考にさせて頂きました)

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3/10 猫用の服
 犬用の服は、街中でもお店でも良く見掛けますね。でも、猫用の服って見ないですね。有るらしいんですが、僕は見たことが無いです。家のおばあちゃん猫(21歳10ヵ月)が病気(猫伝染性鼻気管炎と神経障害を併発)で寝たきり状態になり、何やらとても寒そうなのと、通院の為自転車に乗せて外に連れ出す必要が生じた為、服を買って着せようとお店に行ったのですが、服はワンコ用ばかり。でも大きささえ合えばワンコもニャンコも関係無いだろうと、胴長(どうちょう。この場合首の付け根から尾の付け根までの長さ)だけ合わせて買って帰り着せました...。まぁピッタリ。胴長は...。でも、首回りと胴回りがゆるゆる。夜は母の布団の中で一緒に寝ているのですが、朝母が起きると、服とおばあちゃんは、キレイに分離しているそうです。まぁ、元々細身で、且つ高齢且つ病気で激痩せ中の為仕方ないんですが...。
 何故に、猫用の服って余り無いのでしょう? ネットで探すと出てくる事は出てくるのですが、かえるの帽子とか魔女のマントとか天使の翼とか...。コスプレじゃん...。あとは首まわりに付けるフリルの飾りとかエプロンとか...。俺の探してるのは実用的な防寒着だっちゅうねん。最低背中と胸部・腹部をカヴァーしたいんだよぅ。可愛いいんだけどさ...。犬程品種の違いによる体格の違いは無い訳ですから、造るにも都合が良さそうな気がするんですが...何故? 確かに猫は、服なぞは嫌がりそうではありますし、セルフ・グルーミング(自分で毛繕い)が出来なくなるから嫌いかもしれませんが、もっと有ってもよさそうなもの。獣医さん(何時もお世話になります。もう彼是30年くらいお世話になっております。石○どうぶつ病院。)の待合室で、グッズ・カタログを見ていても、猫が服着てる写真なぞ一枚も無いですね。元気な猫に服着せようとは思いませんが、高齢になって体毛も薄くなり、皮下脂肪も減ってくると、冬場は着せたいです。病気になられると通院が大変。行けるのは店開ける前の午前中のみ。最低一時間ちょいは早起きせねばなりません。然も冬場だし...。
 お蔭様で、おばあちゃん、この頃は大分元気になり、自分で食事も摂れるようになりました。ここ二ヶ月近く、薬(三種類)を溶かしたコーヒー用クリーム(このクリームが大大大好き。一日四個くらい飲んでます。純植物性なんですが...)を口元に持っていって飲ませたり、かにかま入りキャット・フード(これも好物)をスプーンで一口づつ口元に運んで食べさせたりしていたので、こっちも大分楽になりました。高い場所に寝かせると転落するので、床に寝かせて居る為、姿勢を低くしなけりゃならないから、腰が...。また、結構動き回るようにもなり、このところは服、朝枕元や廊下に脱ぎ棄ててあるそうです。まだまだ油断は出来ませんが、取敢えずは、持ち直してくれて、ホッ...。少し気が抜けてます。
 服をお直しして、ピッタリサイズにしてやれば良いんですが、裁縫が下手。しもてッ。

■3/15追記:おばあちゃん猫と言えば、上記のおばあちゃんの下の猫が今年で18歳です。なんだかんだ十分おばあちゃんですね。唯、ふっくらとして未だに子どもの様な顔付き・体付きで、且つ木を攀じ登って家の庇に上がり日向ぼっこを日課とするなど、元気ゞ。歯も欠落一本も無し。21歳10ヶ月の上のおばあちゃん等、18歳の頃は歯周病の為犬歯一本残して全て抜歯してました(残した犬歯は今も健在)。何せ上のおばあちゃんがおばちゃんだけに、忘れてました。さっき気付いてびっくり。もう一寸大事にしてやらにゃあ...。別に大事にしてないって訳じゃないんですけどもね...。
(このおばあちゃんにも服着せてみました...。ぴっちぴち。背中のベルクロ(マジック・テープ)止めるのがやっと)

*猫伝染性鼻気管炎:ウィルス性疾患。所謂「猫風邪」。くしゃみ・鼻水・鼻詰り・目やに・涙・発熱・食欲不振等の症状。仔猫や老猫の場合は放置すると危険な場合もある。ワクチン接種で殆ど防げる。罹っても軽症で済みます。おばあちゃんも毎年注射してたんですが、余りに高齢な為、今年は見合わせたのです。
*神経障害:斜頚(首が曲がった侭戻らない)と脊柱の湾曲。殆ど真っ直ぐ歩けない状態。上から見ると緩い逆S字になっていました(脊柱の湾曲は神経と関連が有るか不明ですが、斜頚が軽くなると同時に直りましたから、若しかしたら関連有るのかも)。脳腫瘍の可能性も有るとのことですが、高齢で麻酔が掛けられない為CTスキャンによる検査も出来ず、また、仮に腫瘍が出来ていたとしても、同様の理由で手術が出来ない。でも逆に考えれば、高齢なだけに進行も遅いので取敢えず安心。か? 去年の今頃も全く同じ症状で通院していましたが、今回は鼻気管炎を併発の為、本当に死にかけてしまいました。
*猫用の服:オーダーメイド製作の取次ぎをしてくださるサイトが有りますね。各¥2000だそうです。写真で見ると背・胸部・腹部カヴァー出来る様です。「寒がりな猫ちゃんの防寒用」で検索して見てください。婦人服縫製プロの方が作ってくれるそうです。

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2/21 オゾン
 オゾン。O3。酸素原子3っ...。このオゾンが、高度10〜50kmの高い空に有るときは、所謂「オゾン層」として、有害な紫外線から我々生物を護ってくれているというのは、ご存知だと思います。が、このオゾン、地表付近にあるときは可也困ったチャンで、現在、森林破壊の元凶の一つとされています。オゾンそのものは生物にとって有害で、光化学スモッグの成分である光化学オキシダントの90%以上はオゾンです。酸素原子一つを他の物質に与えて、酸素分子(O2)になろうとする傾向が強く(半減期約20分)、酸化力が大きいので、脱臭・殺菌等に利用されます。
 自動車の排気ガス中などに含まれる窒素酸化物(窒素と酸素がくっ付いて出来た化合物の総称)が、紫外線のエナジーを受け、大気中の酸素と化合してオゾンが生成されると考えられています。例えば、

自動車の高温エンジン内で N2(窒素分子)+O2 (酸素分子) → 2NO(一酸化窒素)

大気中で 2NO+O2 → 2NO2(二酸化窒素)

太陽光(UV)を受けて NO2→ NO+O(酸素原子)

そして O+O2 → O3(オゾン)

 と言う事です。この変化が起こるには其れなりの時間が掛かる為、都市部で排出された窒素酸化物が風に乗って移動するうちに光化学反応(光のエナジーによって起こる化学反応)が進み、山間部でオゾン濃度が高まり、樹々の生理作用に悪影響を及ぼす、と言う図式が考えられています。例えば、関西地区で言えば、大阪都市部で発生した窒素酸化物等の汚染物質が、風に乗り運ばれる為、奈良の大峰山等でオゾン濃度が高くなる。又、関東地区で言えば、東京で大量に発生した自動車排ガス中等の窒素酸化物等が、東京湾方向からの風に運ばれ日光の山々や赤城山に達する頃、オゾン濃度が高くなる、と言う事が考えられています。実際、自分で見た訳では有りませんが、日光連山や赤城山の樹々の立ち枯れは、南東斜面、詰り東京側に多く集中しているとのことです。
 また、運ばれたオゾンそのものが樹々を傷つけるだけでなく、森林浴効果をもたらす物質として有名なフィトンチッド(炭化水素(HC))とオゾンが化合し、過酸化水素(H2O2)やその誘導体である有機過酸化物という毒性の強い物質を生成し、さらに樹々を傷つけるのではないかとも考えられています。
 暫らく前までは、森林の衰退と言えば「酸性雨」と言うのが定番でした。酸性雨と言うのは、大気中に放出された、SOx=硫黄酸化物やNOx=窒素酸化物が、大気中で硫酸=H2SO4 及び硝酸=HNO3 に変化し、其れが雨中に溶け込み、雨をph5.6以下の酸性へと変えたものを一般に指します。

火山や排煙から→ SO2(二酸化硫黄)  大気中で SO2+O → SO3(三酸化硫黄)  更に SO3+H2O(水) → H2SO4  水に溶けて2H+とSO42-
自動車排ガス等から→ NO  大気中で NO+O → NO2  更に 3NO2+H2O → 2HNO3+NO  水に溶けてH+とNO3-
水に溶けて生じるこの H+ (水素陽イオン(陽子))の濃度が高い程、酸性が強くなる。

 こうして出来た酸性の雨が土壌を酸性化させ、土がph4.2以下になると土壌中のアルミニュウムがイオン(Al3+)となって溶け出し、植物の根からのMg(マグネシウム)の吸収を阻害し衰弱させる、と、そう考えられていました。ところが、案外植物は酸性に強く、森の樹々を枯らす主犯はオゾンではないか、と言う事になって来た様です。実際の所は、酸性雨やオゾンや大気汚染物質、気候の変化、土壌の劣化、病害虫やらが複雑に絡み合って、複合的に森の衰退の原因になっているのでしょうが、取敢えずは酸性雨、現在のところ、主犯の汚名は返上した様です。とは言っても、酸性雨は湖を魚の住めない水(ph5以下)にしてしまったり、大理石の彫像を脆い石膏像に変身させてしまったり等、問題は無くなった訳では有りません。
 お気付きかもしれませんが、オゾンも酸性雨も、元には窒素酸化物があります。窒素酸化物の多くは、燃焼によって、大気中の窒素と酸素が化合して生成されます。自動車やオートバイや航空機のエンジン、また工場、発電所、湯沸し器等からも排出されます。排出量の割合としてはデータによって多少幅が有りますが、自動車が全体の50〜60%を占め、また自動車の排出量全体の50〜70%をディーゼル車が占めています。窒素酸化物の全体の25〜40%がディーゼル車から排出されている事になります。排ガス規制が強化されたので、これから少し変わってくるかもしれません...が、自動車一台辺りの排気ガスの量が減っても、自動車の台数そのものが増えている為、窒素酸化物の排出量は現在微増中です。
 自動車を使わなくても、便利で快適な生活が出来るような街作りやシステム作り。この辺りからやって行かなけりゃならないでしょうね。是だけ自動車に頼り切った構造になっていると難しいですが、やらなきゃいけませんね。
環境問題の科学は、変化が多いので常に勉強が必要です。森林衰退の主原因は酸性雨と、僕も思っていたので、痛感しています。でも、このオゾン主犯説も「現在のところ」と付く訳で、この先如何変わるかもしれません。唯一つ変わらないのは、環境問題の根源は我々人類の活動だ、と言う事です。この事実が重い...。等と凹んではいられませんね。やがて生まれてくる  自分の子供の為にも(何時になるか解りませんが(^_^;))、早いとこ改善させないと。

*光化学オキシダント:大気中の窒素酸化物等が、紫外線のエナジーを受けて化学反応を起こして生成される、酸化力の強い物質の総称。この場合、窒素酸化物等を一次汚染物質、オゾン等を二次汚染物質と呼ぶ。
*脱臭・殺菌:脱臭は 2NH3(アンモニア)+O3 → N2+3H2O 等。殺菌は、細菌の細胞膜を酸化し破壊、との事。
*UV:ウルトラ・ヴァイオレット。紫外線。
*樹々の生理作用に...:光合成や成長等にマイナスの影響を与えると見られています。
*フィトンチッド:phytoncide 一般的には「樹木の発散させる揮発性物質」を指す。他の植物の成長を阻害したり、昆虫などに食べられない様にしたりなど、自身を護る働きをする。phytoは植物、cideは殺すと言う意味とのこと。
*過酸化水素:これを水に溶かしたものが、消毒に使われるオキシフルやオキシドール。
*誘導体:炭化水素HCのH(水素)を他の原子や原子団で置き換えたもの。
*有機過酸化物:過酸化水素 HO−O−H のH(水素)を有機原子団(炭素を含む原子団)で置き換えたもの。O−O が曲者で、簡単に結合が切れて、フリーラジカル(遊離基)という不安定であるが故非常に反応性の高い物質を生む。過剰になると細胞を傷つけると言われている皆さんご存知の「活性酸素」は酸素のフリーラジカル。
*フリーラジカル(遊離基):分子の中に不対電子を持つもの。電子は二つ一組のペアを組んで安定する性質(人間と同じや)がありますが、ペアを組めない電子=不対電子は不安定で(耳が痛い)他の原子・分子から電子を奪って(酸化作用)安定しようと盛んに反応する。
*NOx・SOx:ノックス・ソックス。xの部分に2とか3とかの数字が入り、酸素原子の数を表す。
*ph:ペー・ハー或いはピー・エイチ。水素陽イオン(H+)濃度。ph7が中性で、数字が小さいほど酸性が強い。数字が大きくなるとアルカリ性が強くなる。数字が1違うと酸性度・アルカリ度は十倍違う。
*日本の場合、二酸化硫黄の90%は火山から。
*窒素酸化物の発生源:大部分は人為的なもだが、土壌(微生物による)や雷等の自然的なものも有る。
*雨は大気中の二酸化炭素(CO2)を取込み、炭酸(H2CO3)を含むので元々弱い酸性を示す。
H2O+CO2 → H2CO3  更に H++HCO3- (炭酸水素イオン)  更に H++CO32- (炭酸イオン) 
*酸性雨による被害は、地域によって土壌の中和能力に違いがあるので、同じphでも程度は異なる。
*アルミニュウムがイオンとなって...:Al(OH)3(水酸化アルミニウム)+3H+ → Al3++3OH-+3H+ → Al3++3H2O だと思う...。
*大理石像が石膏像に...:CaCO3(炭酸カルシウム)+H2SO4+H2O → CaSO4・2H2O(石膏)+CO2
*ディーゼル車の台数は自動車全体の20数%ですが、窒素酸化物排出量は自動車全体の50〜70%程有る。窒素酸化物の排出量ではガソリン車の三倍ほど有ると言う事になります。でもCO2排出量に関してはディーゼル車のほうが少なく、ガソリン車の70〜80%程。

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2/2 練習中
 デジカメを購入しました。ほぼ希望通りのものを(参照)。でも、もう少し安くてもよかったな...。used(と言ってもメーカー保証書の日付は’03年10月でした。因みにcanon PowerShot A70ですぅ)ですが、なかなか良好です。
 只今練習・実験中です。「Heaveysphere」のページで、CDのジャケットを使って。撮影、画像の取り込・トリミング・リサイズ・修正・補正等々...。上手く行く様でしたら、店のHPの方に本の画像を少しづつ載せて行きたいと思っています。あとメールへの添付もね。乞うご期待。

■2/11追記:精力的(の積もり)に、本の画像をHPのリストに載せています。が...。色が難しい...。なかなかオリジナル通りの色が出ない...。カメラやPCモニターの色再現の特性が其々有る為、如何頑張っても実際と全く同じ色を再現することは叶わないのですが、出きるだけ近づけたい。お客さんが参考にする訳ですし...。
 色の調整は、「ホワイト・バランス」で行います。光源によって色が異なります。一般に蛍光灯の下で白は青白くなり勝ちですし、白熱電球の下では黄色っぽくなり勝ちで、自然な色は出難い。それを調整するのが「ホワイト・バランス」。どんな光源下でも本来の色を損ない難い様に、被写体(本)毎に白い紙を使ってホワイト・バランスを設定して撮っています。が...。色によってはごっつ難しいぃ〜。特に赤味がかったブルー。赤味が消えて唯の青になってしまう...。あと、渋めの色が鮮やかになり過ぎる傾向を感じます。大抵の色は補正もする事で、可也、実際に近く再現出来ている、と思います...。実際と色味が異なると言っても、そんなには違わないです。お店のお客さんにも確認してもらって、○を貰いました。一応(^_^;)
 工夫して頑張ります v(^_^)

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1/9 イギリスになりたい
 自衛隊のイラク派遣(派兵)。「専守防衛」の筈の自衛隊は初めて、戦地へと赴く訳です。...う〜ん...何でそんなに派遣(派兵)に拘るのか。それは、日本(政府)が「イギリスになりた〜い」と考えているからじゃないか、と僕は思うのです。イギリスは略アメリカと一心同体。アメリカにとっての(一応)対等なパートナーです。このイギリスと同じような立場に、日本(政府)はなりたくて仕方ないんじゃなかろうか、と。要するに、最大最強国家アメリカを絶対的な味方としたい、と。
 アメリカは、東アジアに軍事的プレゼンス(軍事的影響力)を持つ為に、日本と韓国に軍隊を置いています。でも、結構大変なので、東アジアで最大の軍隊を持つ日本に、その仕事を肩代わりしてもらいたい、或いは其処までは行かずとも、アメリカと一緒にその仕事をやってもらいたい、と考えている様です。日本がアメリカに「対等な」パートナーとして認めてもらう為には、まずこの要望に応えなくてはなりません。その為には、自衛隊が普通に武力を行使し、普通に外に出て行ける軍隊になる必要が有ります。イラク派兵は、その為の一つの大きなステップ、と言う事なのではないでしょうか。
 それともう一つ。イラク安定後、イラクでの利権を得る、対イラク政策で発言権を得る、と言う目的も有ると思います。軍隊を出さないままでは、派兵した国々に囲まれ手だし口出しできず、日本企業の活動にもマイナスとなるでしょう。...と、僕なりに考えるのですが...。
 「復興」は目的ではなく、(アメリカに協力する為の)手段に過ぎない、そう思えるのです。偏った見方でしょうか。確かに、自ら身を守れる軍隊でないと、今のイラクでの活動は難しいかもしれませんが(でも、軍隊だからこそ標的にされると言うこともあるか...)、アメリカのイラク支配に協力する形ではなく、国連の中心となって復興に参加協力する形こそ、ニッポンのあるべき姿と思いますが。

■1/14追記:日本の軍隊を解散させ、憲法で戦争や武力の行使を放棄させたのはアメリカです。朝鮮戦争時、自らの都合で日本の軍隊を復活させたのも又アメリカです。アメリカとしては、日本に「普通の」軍隊を持たせたいけれど、なかなか はっきりと強くは言えない微妙な立場。だから、日本(政府)が、自らの意志で自衛隊を「普通の」軍隊にして行く、と言う 形に持って行きたい。少なくも表面的には。その為、なんやかやとプレッシャーを掛ける。日本(政府)も、アメリカを真の味 方としたいので、なんやかやと理由を付けて自衛隊(軍隊)を外に出したがる。...と言う事なのか? 勿論、イラクの現地・現場で働く方々は、心から復興や平和を願って文字通り命懸の覚悟でいらっしゃると思う。でも...。良いのか?ニッポン。こう言うやり方で。

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1/3 美味しいもの見っけ
 ”僕的に”ですが、スンゴク美味しい食べ物、と言うより「美味しい食べ方」を見つけました。もう毎食おかずは是だけで良し、と言えるほどのものです。それは、野沢菜漬をマヨネーズで和え、かつお節を振りかけて食べる、と言うものです。「げっ」ですか?。何でコンな食べ方を思い付いたのかは、解りません。ただ、或る朝食時、おかずが乏しく、物足りない...と朦朧状態(朝ダメ...)の内に、テーブル上に偶々あった野沢菜漬けに偶々有ったマヨネーズをかけ偶々あったかつお節をトッピングして食べたら...一気に目が醒めました。それ程のものです。ま、飽くまで”僕的に”ですから、お薦めは出来ません。僕は永○園の梅干茶漬けにチーズを載せて熱湯をかけ、「美味しい美味しい」って言ってるような奴ですから。
 僕のこの、「野沢菜漬け+マヨネーズ+鰹節」の思い付きは言わば偶発的なものですが、「ピーナッツ+味噌」とか「カレー+福神漬け」等と言う、全く関連性の感じられない者同士を結びつけたのは一体何だったのでしょう。これらを食べる度に考えます。そして、これらの組合せを思い付いてくれた人に、感謝しています。...アリガトウ。そしてサヨウナラ(意味不明)。

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1/1 謹賀新年
新年明けましておめでとう御座います。旧年中は色々お世話になりました。本年も又、どうぞ宜しくお願い致します。
昨年一年、好転したと言えるようなものは、残念乍有りませなんだが、凹んでいても始まりませぬ。前向いて行きませう。
この一年が、良き一年となりますやうに (^_^)v

本年のモットー:雑煮食いたきゃ餅をつけ

◆5/25分の難読地名の答え
1石神井 しゃくじい(練馬区) 2牟礼 むれ(三鷹市) 3飛田給 とびたきゅう(調布市) 4大丸 おおまる(稲城市)
5是政 これまさ(府中市) 6車返 くるまがえし(〃) 7分倍河原 ぶばいがわら(〃) 8乞田 こった(多摩市)
9四軒在家 しけんざいけ(国立市) 10福生 ふっさ(福生市) 11恩方 おんがた(八王子市) 12廿里 とどり(〃)
13九反甫 くたんぼ(〃) 14留原 ととはら(あきる野市) 15軍畑 いくさばた(青梅(おうめ)市)
16人里 へんぼり(檜原(ひのはら)村) 17笛吹 うずしき(〃) 18古里 こり(奥多摩町)
東京多摩地区中心に挙げて見ました(石神井は23区)。易しかったかな...。8・12・14は僕も読めませんでした。

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