MYSTIC RHYTHMS

Heavysphere  その三

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ヘヴィ・メタル、ハード・ロック、プログレッシブ・ロック、クラシック等について語らせて頂いております  Profile

MEGADETH:ピース・セルズ...バット・フーズ・バイイング?
ACCEPT:レストレス・アンド・ワイルド
NIGHTWISH:オーシャンボーン
JAMES MURPHY:コンヴァージェンス
QUEEN:クィーン2
DARK TRANQUILLITY:ザ・ギャラリィ
YNGWIE J. MALMSTEEN:トリロジィ

§索引
§凡例
§ハード・ロックとヘヴィ・メタルの違い


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PEACE SELL S...BUT WHO'S BUYING?/MEGADETH '86
ピース・セルズ...バット・フーズ・バイイング?/メガデス 
order
ピース・セルズ...バット・フーズ・バイイング?/メガデス ”平和売ります でも誰が買う?”と、皮肉っぽいタイトルのメガデスの2ndアルバム。同年に発表された、スレイヤーの「REIGN IN BLOOD」及びメタリカの「MASTER OF PUPPETS」とともに、スラッシュ・メタル或いは広く、ヘヴィ・メタルの名盤と呼ぶに相応しい作品。デイヴ、やってくれます。
 ここで簡単に説明させて頂くと、上記「デイヴ」は、このバンドのリーダー、デイヴ・ムステイン。そして同じく上記「メタリカ」は、彼デイヴが元々在籍していたバンドです。...'83年、レコーディングの為訪れていたニューヨークで、メタリカは、当時バンドのリード・ギタリストだったデイヴに、突然「クビ」を言い渡し、グレイハウンド・バスのチケットを手渡します。このバスに乗ってカリフォルニアに帰れ、と。傷心のデイヴですが、戻ったカリフォルニアで、或る日アパートの階下の部屋から聞こえるベースの音に立腹。植木鉢で「爆撃」。興味を持った階下の住人、ミネソタ出身のプロ・ミュージシャン志望のべーシスト、デヴィット・エレフソンが、デイヴの部屋を訪問し、二人は意気投合。メガデスの結成に至る...。メンバー・チェンジの激しいこのバンドにおいて、デヴィッドは、兎角問題(ドラッグやら人間関係やら)の多いデイヴをフォローしつつ、後々迄行動を共にして行くことになります。
 メタリカ、スレイヤー、そしてメガデスと、この三者、三大スラッシュ・バンドと言えると思いますが(今現在はスラッシュと呼べるのかどうか聴いていないので分かりませんが)、最もテクニカルで、且つ最も「普通」っぽいのがメガデス。メタリカも結構普通っぽいですが、メガデスに比べると大分ダークで欧州的匂いが強い。メガデスは、デイヴがAC/DC好きというものもあってか、少しハード・ロック的グルーブ感や陽性さが感じられ、決して悪い意味でなく、「俗」っぽい。親しみ易い、と言っても良いかも。但し、それは曲調面の部分であって、サウンドは硬質で切れ味抜群。テクニカルで無慈悲でニヒリスティック。デイヴのヴォーカルは捻くれ、シニカルで唾でも吐きかけそうな勢い。一聴彼と判る、ややハイ・トーンのハスキーなヴォーカルは、唯一無二の個性を発揮。複雑な曲構成・展開、捻くれ感、ジャズ・フュージョン的センスもヴェリグゥ。
 次作「SO FAR, SO GOOD...SO WHAT!」は、ドラッグを買う為の資金欲しさに売れ線に走り(デイヴ自身そう告白しています。でも作品自体は素晴らしい)、次々作「RUST IN PEACE」では、大分オーソドックスなメタルのスタイルに近づきなどしている為、上記特徴は、この作品で最も顕著。個人的には彼らの最高作。
 このメガデス、そしてメタリカにスレイヤー等など...。80年代後半の熱きスラッシュ・メタルのムーブメント。あぁ、何〜故この当時、スラッシュを聴かなんだのか...。惜しい事をした...。リアル・タイムで聴きたかった...。上でメタリカやこのメガデスを、「普通」っぽい、と書きましたが、それは、僕が90年代も終わりになってはじめて彼らの作品に接した為で、これら作品が発表された当時に聴いていたら、印象は大分異なったものになっていたでしょうね。この重さ、この速さ、この上手さ、この邪悪さ、そしてこの聞き手を突き放すが如きメロディを押し殺したヴォーカル。明かにそれまでのメタル、80年代ワールド・ワイドなメタル・ムーヴメント(今では夢の様...)の中で角が取れ各段に親しみ易いものとなっていたメタル、悪く言えば「飼い慣らされた」メタルとは異質なものを感じたのではないかと思います。ナイフ・エッジを渡るかの如き緊迫感に満ちたサウンド、鞭打つが如き鋭いリフの怒涛。「スラッシュ・メタル」と言うカテゴリを与えられたのも宜なるかな...。(80年代後半の頃は70年代ものヘヴィ・ロックにはまっていたので、新しいバンドは全く聴いていませんでした)
 この後(のち)失われて行く、危機一髪的切迫感に満ちた、珠玉の一枚。

 '04 11/2

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お気に入り度:♭♭♭♭  ビギナーお薦め度:♭♭♭♭
重度:♭♭♭ 硬度:♭♭♭♭ 暗度:♭♭♭ 技巧度:♭♭♭ 旋律度:♭♭ ポップ度:♭♭♭
〔U.S.A出身 一度解散しましたが、現在復活しております official

*MEGADETH:核戦争による死者数を表す単位「megadeath」に由来するとか。1メガデス=100万人(!)
*スラッシュ:thrash 鞭打つ 強く叩く 打ちのめす等の意。
*「RUST IN PEACE」:彼らの最高作と仰る方も多い4thアルバム。日本在住で日本語の上手なメタラー、マーティ・フリードマン氏をご存知な方も多いと思いますが、彼のMEGADETH参加第一作目。ラスト・ナンバー「RUST IN PEACE...POLARIS」の歌詞中に"the warheads will all rust in peace((核)弾頭は安らかに錆びるだろう)"とある。
*グレイハウンド・バス:全米網羅の路線を持つ「グレイハウンド社」のバス。
*ナイフ・エッジ:ナイフの刃の様に尖った稜線。
*リフ:ヴォーカルやソロ演奏の伴奏として使われる比較的短い反復旋律。

◆●PARALLELS/FATES WARNING '91
パラレルズ/フェイツ・ウォーニング 
order
パラレルズ/フェイツ・ウォーニング しっとりとしたメタル...。そんなメタルが在るのか、と思われるでしょうが、在ります。此に。静かで穏やかな秋の夜、柔らかな空気に包まれつつ聴く...。大人って良いなぁ〜、と思える様な、「大人」なメタルです。
 拳を突上げたくなるような熱さもなく、思わずヘッド・バンギングしてしまうような狂熱も、ここには在りません。在るのは、静かで、哀愁に満ちた、黒いビロードの様な夜に深く沈潜したかの如き世界...。地味といえば地味。興奮とは無縁です。変拍子を多用し、複雑な曲構成・展開と言う、所謂プログレ・メタルで、メタル・ファンでも、取っ付き難いと感じる方も多いかと思います。でも、難解さは余り無く、全編に流れる親しみ易いそのメロディは、物悲しく翳りのあるニッポン人好み。"We only say goodbye"等は、共に唄い泣かずには居れません。
 このFATES WARNING、このアルバムの時点でデビュー7年、現時点ではデビュー20周年と言うベテランですが、此れと言ったヒット作も、名作と呼ばれるような作品もなく地味ぃ〜な存在ですが(ファンの方済みません)、このアルバムはお薦めです。プログレ・メタルに限らず、メタルと言う大きな括りの中でも、佳作と言える作品だと思います。メタルとは言っても、悪魔がどうしたドラゴンが如何したとか、給弾ベルト巻いて頭振ってる、とか言う様なタイプではありませんので、メタルに過度の抗原抗体反応をお持ちの方も、安心して御利用頂けます。
 確かに、これ、と言えるような名曲はありません。でも佳曲揃いで、全体のバランスも良く、聴き込むほどに味のでる、完成度の高い作品。まぁ、その分、面白みには欠けますが...、でもメタルを「味わう」ことのできる「大人」なメタルです。
 プログレ・メタルの恒としてと言うか基本として、演奏力は其れなりに高いのですが、DREAM THEATERのような所謂超絶技巧集団と言ったものとは異なり、演奏のレベルが全体に高い、と言った感じのものです。でもその中で、ドラムのMark Zonder(マーク・ゾンダー)は、目立ってますねぇ。センス・技術共に際立ったものを感じます。繊細で緻密な、高い構成力を持ったドラミングです。ただ線がちと細いのが個人的には残念。線の細さはこのバンド全体にも感じますが...。
 僕は凡そ、荒削りで「感性の暴走」、と言ったような作品を好む傾向が強いのですが、この作品はそんな僕の好みとは対極に在るような作品。でも、大好き。特に今の季節にピッタリ。季節感なんてものとは、およそ 縁の無い音楽なんですが、メタルは...。

 '04 10/1

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お気に入り度:♭♭♭  ビギナーお薦め度:♭♭♭♭
重度:♭♭ 硬度:♭ 暗度:♭♭♭ 技巧度:♭♭♭ 旋律度:♭♭♭♭ ポップ度:♭♭♭
〔U.S.A出身 この作品は、RUSH でお馴染みのTerry Brown(テリー・ブラウン)がプロデュース。プログレ系メタルと言えば「DREAM THEATR」と来ますが、そのDREAM THEATRの先輩がこのバンド official

*ヘッド・バンギング:眠たくなった幼児が頭を前後にガックンガックンと垂直に振る動作。メタラーの作法
*プログレ・メタル:プログレッシブ・ロック的要素(複雑な構成・変拍子・高度な演奏力・文学性・芸術性など)を多分に持つメタル。
*給弾ベルト:機関銃に供給する為に銃弾を帯状に繋げた物。ランボー(詩人じゃない)が肩に掛けてたやつ
*抗原抗体反応:非自己の物質(抗原)が生体内に侵入した場合、それに対抗する物質(抗体)が作られ、抗原に結合し無力化する様に働く一連の生体反応。過剰に反応し自己に障害を与える場合所謂アレルギー。

RESTLESS AND WILD/ACCEPT '82
レストレス・アンド・ワイルド/アクセプト 
order
レストレス・アンド・ワイルド/アクセプト ”チャラッチャッラッチャ チャッカチャッチャ チャッチャチャッチャ ッチャカチャッチャ”とノイズ雑じりの楽しげなトラッド・ミュージック...そして牧歌的な歌...そしてレコード針が盤面を滑る...、「???...何これ?...」、と思う間も無く、耳を劈(つんざ)く絶叫と金鑢(かねやすり)の如きギター・リフ...。後はもう、怒涛のゴリ押しパワー・メタルにただただ唖然...。と、これがこのアルバムをはじめて聴いた時の反応でした。すんごいインパクトでした。オープニングの"Fast As A Shark"、メタル史に残るこの名曲を含む名盤です。
 下に紹介したアルバムとは正反対に、その触感は、ゴリゴリ・ガリガリ・ギリギリと、正に「メタル」。これをメタルと云わずに何としょう。漢字で書けば「鋼」。鋼鉄の車輪による蹂躙。車軸をギシギシ軋ませながら、大地を削り都市を破壊し尽くす...。そんな重量感と破壊力。RAINBOWやMSG等の、比較的叙情的なHR/HMのファンが多かった当時、彼等ACCPTは、AC/DC・MOTORHEADと並び、最もノイジーでヤッカマシ〜イバンドとして、メタル・ファンにも嫌われていたりしました。後のスラッシュ・メタルやデス・メタル的な存在だった、と言えるかもしれません。時の流れを感じます...。今のメタル耳には、フツ〜なメタルですよね。いや、それどころか、結構メロディアスでキャッチィなメタル、って受け取られるかもしれませんね。
 メロディアスでキャッチィ...。そう、確かにそうです。そのメロディアスさキャッチィさと、前述のゴリゴリ感・ガリガリ感のブレンドが、絶妙な美を醸していたのです。彼らのサウンドには、何故か「美」を感じます。ウド・ダークシュナイダーの金切り濁声といい、荒削りなギター・サウンドといい、凡そ「美」とは縁の無さそうなものなのですが...。唯、彼らの他の作品と、この作品はビミョ〜に雰囲気が異なるように感じます。他作品は、もう一寸親しみ易い(こう云う音楽にこう云う言葉はちと不似合いですが)雰囲気を持っています。「野郎ども、皆で楽しもうぜぇ〜」的な。それに比し、この作品は「てめぇら、聴きたい奴だけ聴けぇ」的な、ギザギザ感が強いですね。でも、何故か「美」が...。聴き込めば、北部欧羅巴のバンドらしい、暗めな叙情性も感じて頂けるでしょう。曲の良さで言えば、前作「BREAKER」、次作「BALLS TO THE WALL」、そして彼らの最高作に挙げられる事の多い次々作「METAL HEART」の方が上かもしれません。が然し、この「IN ROCK」的荒削りハイ・テンション、尋常では御座いません。メタラーなら聴かなあきまへん。「鋼鉄魂」。この言葉を捧げます。
 タイトル・ナンバー"Restless and Wild"のドラミング。こんなに重いのにこんなに小気味良いドラムは聴いた事がありません。僕が最も好きなドラム・プレイの一つです。そして、"Princess of The Dawn"のダークな美しさ。地味ではありますが、聴くほどに味わい深い名曲。早いだけがメタルじゃあない、の良い見本です。オープニング曲に注目が集りがちなこの作品ですが、この二曲にも是非ご注目を。
 当時はなんとも異端な外道野郎ども、と見えた彼らも、今聴けば、正統メタルの見本の様な存在(彼らが「正統」スタイルを確立したとも言えるか...)ですね。彼らにしろ前述のAC/DCやMOTORHEAD、又のちの
METALLICAにしろ(或いはもっと古くBLACK SABBATHにしろ)、どれほど異端と見えても、Rock或いはHR/HMのルーツを血肉として同化させている様な音は、矢張り存在感が違います。骨太。
 写真のジャケットは旧西独逸版。メタルのジャケでは、僕的に最高峰のデザイン。他国版では何故か、何の変哲もない、live写真。

 '04 7/6

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お気に入り度:♭♭♭♭  ビギナーお薦め度:♭♭♭♭
重度:♭♭♭ 硬度:♭♭♭♭ 暗度:♭♭♭♭ 技巧度:♭♭♭ 旋律度:♭♭ ポップ度:♭
〔独逸出身。残念ながら今(2003年現在)は存在しておりません(中心人物の一人ウルフ・ホフマン(g)は、プロ・カメラマンとして活動中)。ジューダス・メイデンと並ぶ、現代メタルを語る上での最重要バンドの一つ。
何ともカッコいいアルバム・ジャケットだがこれは前作「BREAKER」の裏ジャケットから続いている。あちらでは二本の白フライングVが有刺鉄線で縛られているが、本作の表ジャケットでそれが落雷により炎上している。そして裏ジャケットで消火 official

*MSG:「マジソン・スクェア・ガーデン」じゃ御座いません。「ザ・マイケル・シェンカー・グループ」。
*MOTORHEAD:メタルおやじレミー・キルミスター率いる英吉利極悪爆音三人組(当時)。これぞメタル!!なライヴ「NO SLEEP'TILL HAMMERSMITH('81)」はお薦め。
*ジューダス・メイデン:ジューダス→JUDAS PRIEST メイデン→IRON MAIDEN

OCEANBORN/NIGHTWISH '98
オーシャンボーン/ナイトウィッシュ 
order
オーシャンボーン/ナイトウィッシュ 凡(およ)そ対蹠(たいせき)的存在である(と一般的にはされてきた)、ロックとクラシック。この二つの音楽の融合と言うテーマは、ロック界において長年掲げられ続け、様々なアーティストが様々な形でトライして来ているものなのですが、この作品は、その一つの答えとして、自信を持ってお薦め出来るものです(唯、当人達が「ロックとクラシックの融合」と言うテーマを持っていたかどうかは不明です)。
 ドラマティックでメロディアスな楽曲。シンフォニックなシンセサイザー。そして時折フューチャーされるヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・フルート等のクラシック楽器...。と、この辺りまではヘヴィ・メタルの世界では別に珍しいものではありません。このバンドの最大の特徴は、ヴォーカル。シベリウス・アカデミー等で、(所謂)正式なクラシック・ヴォーカルや教会音楽を学んだ、ターヤちゃんによる、オペラティックな美しいソプラノ・ヴォーカル...。クラシック風ではなく、「クラシック」です。クラシック畑の方々にはどの様に聞えるかは定かではありませんが、僕のようなロック・メタル畑の人間には、まんま「クラシック」として聞えます。「クラシック(或いはオペラ)とメタルぅ〜?」と思われるかとは思いますが、騙されたと思って(別に騙しゃしませんが)聴いてみてください。メタルとは言っても、ザラザラ・ゴリゴリ・ガリガリと言った様な触感とは無縁な、シルクの様な軟らかな触感、そして北欧のメタルらしい冷水のような透明感に満ちています。本国フィンランドでは、一般ヒット・チャートの常連だそうで、このアルバムに収められている"Sacrament and the willderness"等は、チャート一位にもなったとのこと(然もバラードではありません。「メタル」な曲です)。これを見ても彼らの音楽が、メタルと言う狭い世界に留まらない、広く人々に訴え掛ける魅力を持っている事がご想像頂けるのではないでしょうか。一般にメタルで主役を張る事が多いギターは、地味目です。楽器面では明らかにキィボードが主役。然しその、バンドの中心人物ツォーマスの操るキィボード(シンセサイザー&ピアノ)も、技術をひけらかすようなタイプではなく、全体を包み盛上げる様なタイプですので、コアなメタル・ファンには少々物足りなさも有るのですが、逆にその辺りが一般的音楽ファンの方々には聴き易くもあるのではないでしょうか。
 僕は女声ヴォーカルに惹かれることは余り無いのですが、ターヤちゃんは良いですねェ。その堂々たる歌いっぷりは、凛とした雰囲気を漂わせ、遥か針葉樹の森を見下ろす岩峰に独り立ち、朗々と歌い上げるが如き(そんな奴ぁおらん)、正にディーヴァ(歌姫)。"Stargazers" "Walking in the air(「スノーマン」のテーマ)"等での歌唱...、感動...。
 疾走ナンバー、美しいバラード、フォーク・トラッド的ナンバー、そしてevilな男声との掛合いが歌劇の一場面を彷彿とさせる様な曲等など。なかなかに侮れない、ヴァラエティに富み乍も、統一感を失わない見事なアレンジ力を脊椎とした、メタル史に残るであろう好盤。

 '04 5/18

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お気に入り度:♭♭♭  ビギナーお薦め度:♭♭♭♭
重度:♭♭ 硬度:♭♭♭ 暗度:♭♭♭ 技巧度:♭♭♭ 旋律度:♭♭♭♭ ポップ度:♭♭♭♭
〔’97デビュー。このアルバムは2nd。フィンランドでは国民的人気があるそうな。日本ではイマイチの様ですが、勿体無いぞ official

*対蹠的:対蹠とは真反対の意。「蹠」は足の裏。
*ロックとクラシックの融合:どうもロックの世界にはクラシック音楽に対して何かコンプレックスでも有るのか、クラシックとの融合と言うテーマは、’60年代の頃から不変ですね(少なくもメタル界では)。何でだろう?
*シベリウス・アカデミー:ヘルシンキにある国立音楽学校。元は「ヘルシンキ音楽院」。ジャン・シベリウス(1865-1957)本人が学び教授を勤めた
*スノーマン:英吉利のレイモンド・ブリッグス作の絵本「THE SNOWMAN」をアニメ化した短編映画。この映画のテーマ曲が"Walking in the air"。メタラーにはこの曲(或いは映画)のファンが多いのか、RAINBOWもこの曲を「BENT OUT OF SHAPE('83)」でカヴァー(インストゥルメンタル)しています。

CONVERGENCE/JAMES MURPHY '96
コンヴァージェンス/ジェイムズ・マーフィー 
order
コンヴァージェンス/ジェイムズ・マーフィー こんなに素晴らしいギタリストが、何故にこうも知名度・評価共に低いのでしょう。主な活動のフィールドがデス・スラッシュの畑だからでしょうか。勿体無い...。確かに、デス・スラッシュ、取っ付き難い世界ではありますが、この作品は、大丈夫。
 ややヘヴィ目、やや激し目の普通のヘヴィ・メタル・サウンドです。ヴォーカル曲が4曲、インストゥルメンタルが5曲。激な曲をメインにしつつも、バラードあり、フュージョン・サウンドありと、バラエティに富む内容。デス系ギタリストと言う先入観を持って聴くと、一寸驚くくらい、メロディアスでクラシカルで流麗なギター・プレイ。メタル・ギタリストですから、テクニカルなのは当然ですが、彼はテクニカルの前に「ハイ」が付きます。若干ピッキングが粗い感もありますが、流水の如く滑らかなメロディ・ライン、繊細な表現力、起伏に富む構成、そして一聴して彼と判る独自のトーン。激烈なれど美麗なるそのプレイ...。もう一寸評価されても良いと思うんだけどなぁ...。
 このアルバムの聴き所は、当然ジェームズのギターなのですが、忘れちゃいけません。ドラムとベース、是がまた素晴らしい。ドラムは、ディーン・カストロノヴォ。メタルのパワーとアグレッションをフュージョンセンスで包んだテクニカル・ドラム。その音数の多い、スピード感に溢れたプレイは、第二期パープルの頃のイアン・ペイスが憑依したかの如き、華麗なプレイ。そしてベースは、ブラッド・ラッセル。ゴリゴリ、ブリブリ、良い音...。タッピングもこなすなかなかにテクニカルなプレイ。ただこの人、どのような御仁なのか不明です。リック・デリンジャーとかパット・トラヴァースのバックで弾いていたり、ブルース系アルバムで弾いていたりするらしい。スタジオ系の方?メタル系では無さそうですが...。あと、2曲でヴォーカルをとっているデヴィン・タウンゼント。血管ブチギレの歪みヴォーカルはエキセントリックで奇天烈ですが、何か不思議な魅力が有りますね。メタル好きにはお馴染みでファンも多い彼ですが、聴き慣れない方は、一寸退くかも...。
 "Convergence" "Vision" "Shadow's Fall"での、時に畳み掛け、時に静へと沈むドラマティックなギター・プレイは、圧巻。

 '04 5/1

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お気に入り度:♭♭♭  ビギナーお薦め度:♭♭♭♭
重度:♭♭♭♭ 硬度:♭♭♭♭ 暗度:♭♭♭ 技巧度:♭♭♭♭ 旋律度:♭♭♭ ポップ度:♭♭
RUSHのトリビュートでも、見事なギター・プレイをカマしてくれています。U.S.A出身。彼は数多くのバンドを渡り歩き、人柄をとやかく言う事も漏れ聞きますが、真相は不明です。(天才と良い人は両立しないのでしょうか?腕の良い医者に人格者はいない、と元ナースの母上が断言しておりました(人柄の良いドクターに限って、出世には縁が無い、とも仰っておりました)が...関係無いか...) official

*イアン・ペイス:蝶の様に舞い蜂の様に刺す華麗なドラミング。
*タッピング:通常、ギターやベースは非利き手の指を使い指板上で弦を押さえ、利き手を使いボディ上で弦を鳴らします。タッピングの場合は、利き手の指を指板上に移動させ非利き手の指と組合せ、ハマーリング・オン及びプリング・オフを駆使し弦を鳴らします。エドワード・ヴァン・ヘイレン(VAN HALENのギタリスト)が一般化させた技。当時は「ライトハンド(右手)奏法」と呼ばれていた。
*ハマーリング・オン:弦を鳴らした後、押弦している指より高いポジション(同弦の高い音が出るポジション)に他の指をハマー(ハンマー)の様に叩き付けて弦を鳴らす技。人差し指で3弦の5フレットを抑えていたら、薬指を3弦の7フレットに叩き付けて一音高い音を出す、とか。
*プリング・オフ:ハマーリング・オンの逆。弦を鳴らした後、押弦している指を弦に引掛けながらはずして弦を鳴らし、押弦していた指より低いポジション(同弦の低い音が出るポジション)の音を出す技。薬指で3弦の7フレットを押さえていたら、弦に引掛けながらはずし、予め人差し指で押弦していた一音低い3弦の5フレットの音を出す、とか。
*リック・デリンジャー:老舗アメリカン・ロッカー。
*パット・トラヴァース:カナダ出身のブルース系ロック・ギタリスト。

QUEEN II/QUEEN '74
クイーン2/クイーン 
order
クイーン2/クイーン この頃のQUEENはハード・ロックでした。白いヒラヒラの、王子さまの様なコスチュームに身を包み、女の子たち(特に日本の)をキャーキャー言わせていました...。そのハード・ロックだったQUEENが、最もハードにロックしているのがこの作品です。
 ブライアン・メイ(g)主導の「ホワイト・サイド」と、フレディ・マーキュリー(vo)主導の「ブラック・サイド」に分かれ(当時はレコード盤なのでA/B面に分かれていました)、善(white)vs悪(black)をテーマとした、コンセプト・アルバム的作品。「ホワイト・サイド」は、まさしく「絵に描いたような真面目人間」ブライアンらしい、飾り気の無い、繊細で一寸几帳面さの漂うハード・ロック(一曲のみロジャー・テイラー(dr)主導)。「ブラック・サイド」は、フレディのソング・ライターとしての才能が、早くも満開状態。全くと言って良いほどタイプの異なる楽曲を、メドレー形式で破綻無く聴かせてくれます。華やかで、一寸毒気を含みながらも、楽しげなハード・ロック。お見事、としか言い様が御座いません。
 豪快なハード・サウンドあり、ピアノの美しい小品あり、そしてドラマティックな大作ありと、様々な顔を見せるアルバム。稀代の名作「A NIGHT AT THE OPERA」で頂点を極める、バレエティに冨みながらも統一感を失わない、高級幕の内弁当(食べた事無いけど...)の如き彼らの唯一無二の個性はこの作品で一つの完成を見ています(1stアルバムも勿論その個性は発揮されてますが、一寸荒削り)。
 彼らの音楽は、お聞き頂ければ解ると思うのですが、様々なタイプの曲が含まれ、「ハード・ロック」と言う括りでは、なかなか表し切れないものではあるのですが、"Father To Son"や"Orge Battle"等を聴いていると、矢張り彼らの根底にあるのは、骨太なハード・ロックだなぁ、と感じてしまうのは、私が根っからの Hard&Heavy野郎だからでせうか...。
 BEATLES、プログレッシブ・ロック、そしてハード・ロック、等などの、’60年代から’70年代にかけての、パンク・ムーヴメントやNWOBHMの出現で先鋭化して行く以前の、大らかで懐の深いブリティッシュ・ロック。そのエッセンスを、煮詰めて固めて作った、高級だけれどお手頃なフル・コース料理...。QUEENとはそんな存在のバンドだと思うのですが、このアルバムは、そんな彼らの最初の成果、と言えるのではないでしょうか。
...後に全米No.1ヒットを生む事になるジョン・ディーコン(b)は、派手なメンバー達に囲まれて地味ですが、彼の目立たず埋もれず、聴き流せるけど良く聴くと結構上手いベース・プレイは、なかなかに惹かれるものがあります。立ち居振舞いなどの印象も含め、僕にとっては、最もベーシストらしいベーシスト(根拠無し)。下のイングヴェイの所で書いた「bassはbase」は、実は彼の言葉だったりします...。
 QUEENの音楽は深刻さとは無縁です(少なくもこの頃は)。それは...、オプティミズムと言うのでもなく...、脳天気と言うのでは更に無く...、何と言いますか...、良い意味での「お気楽さ」とでも申しましょうか...。彼ら自身が楽しんでいる、遊んでいる、と言った雰囲気が、聴き手に心地よい音楽、とでも申せましょうか...。BESTアルバムがHITしている様ですが、是非とも、オリジナル・アルバムをお聴き下さいませ。
 「女王様をお聴き!」

 '04 4/16

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お気に入り度:♭♭♭♭  ビギナーお薦め度:♭♭♭♭
重度:♭ 硬度:♭♭ 暗度:♭♭ 技巧度:♭♭♭ 旋律度:♭♭♭♭ ポップ度:♭♭♭♭
〔一時は大英帝国を背負った4人組。パンクス達には眼の敵にされてましたね。
武道館でのlive(3度目か4度目の来日)に行った事が有るのですが、その時のオープニングはエルヴィス・プレスリーの"Jailhouse Rock(監獄ロック)"でした。てっきり"We Will Rock You"で始まると思っていたので、初め何の曲やら解りませなんだ official

*白いヒラヒラの、王子さまの様な...:そんな恰好ばかりではないんですが、どうもそのイメージが強い。
*女の子たちをキャーキャー...:そらもうスンゴイ人気。特にロジャー。僕が昔好きだった女の子も、彼のファンでした。今頃如何しているのやら...。因みに、上のジャケット写真で、中央下がフレディ、上段左がジョン、中央がブライアン、右がロジャー。
*NWOBHM:ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル。’80年代初等の一大ヘヴィ・メタル・ムーヴメント。IRON MAIDENが代表。
*全米No.1ヒット:"Another One Bites The Dust" 「THE GAME('80)」からのシングル・カット。因みにアルバムは全英/全米でNo.1。

THE GALLERY/DARK TRANQUILLITY '95
ザ・ギャラリィ/ダーク・トランキュリティ 
order
ザ・ギャラリィ/ダーク・トランキュリティ スウェーデン出身のメロディック・デス・メタル・バンド。ですが、北欧のメタル・バンドに特徴的な、冷たい湖水のような透明感は余り感じられず、どちらかと言えば、ジャーマン・バンド的な濃厚さ、或いは南欧的な一寸濃い目の耽美でメランコリックな空気を感じます。
 メランコリック。そう、この作品全体に漂う空気はメランコリィ。激烈骨太ドラムに少々ブラックな邪悪さを漂わす地獄のデス・ヴォイス。なのにメランコリィ...。ツイン・ギターの奏でるメロディと、本来ギタリストである所のベーシストの紡ぐメロディが、なかなかにメランコリィ。ピアノや、女声ヴォーカルを時折絡め、悲哀と慟哭に満ちたドラマティックな世界を描いております。
 この、ジャーマン・メタル的演歌なメタル、とも呼べそうな音楽を造り出だすに、ギターの二クラス・スンディンやベースのマーティン・ヘンリクソンの産出すメロディが寄与する所大では有りますが、ヴォーカルのミカエル・スタンネの個性による寄与も又大、と言えると思います。デス・ヴォーカリストの中では、群を抜く表現力の豊かさ。そしてやや高めのトーン。声を押し潰して歪ませると言うデス・メタル唱法の性質上、デス・メタルのヴォーカルは、表現力に乏しくなり勝ち、又皆似た感じになり勝ちですが、そうした中で、彼ミカエルは際立った個性とそしてセンスの良さを感じさせてくれます。
 適所に使われるガット・ギターもまたメランコリック。「デス・メタルぅ〜〜?」と眉間に皺寄せないで、聴いてね。一緒に歌えるデス・メタルです(難しいっちゅうねん)。

 '04 3/7

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お気に入り度:♭♭  ビギナーお薦め度:♭♭♭♭
重度:♭♭♭ 硬度:♭♭♭♭ 暗度:♭♭♭♭ 技巧度:♭♭♭ 旋律度:♭♭♭ ポップ度:♭♭
IN FLAMESARCH ENEMYと並ぶメロ・デス隆盛の功労者。洗練度が足りない、等と言われることも有りま すが、其処が彼らの良い所。親しみ易い official

*ジャーマン・メタル:HELLOWEENに代表される、独逸が本場の一寸垢抜けない親しみ易い、近所のオニイサン的メタル。
*ガット・ギター:クラシック・ギター。

TRILOGY/YNGWIE J. MALMSTEEN '86
トリロジィ/イングヴェイ・ヨハン・マルムスティーン 
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トリロジィ/イングヴェイ・ヨハン・マルムスティーン 今まで、他のアーティストの作品紹介の中で再三名前が出て来たイングヴェィに、ここで終にご登場を願いたいと思います。
 イングヴェイ・ヨハン・マルムスティーン。スウェーデン出身。エドワード・ヴァン・ヘイレン以来の衝撃をRock界に齎(もたら)した天才ギタリストにして、戦後最大の問題児。「俺以外はみんなカス」、「俺の才能が解らない奴はクズ」と公言して憚らない性格から、”天才といい人は両立しない”と言うRock界に長らくあった俗説を、定説にまで変えた人物。’83年、弱冠二十歳でALCATRAZZ(アルカトラス)で表舞台に飛出し、その突然変異的超速弾きと、その速弾きに埋もれない極上の美旋律で世界中のギター小僧を魅了し又打ちのめした憎い奴。"Hiroshima Mon Amour(ヒロシマ・モナムール)"のプロモーション・ビデオを観て、多くのキッズが楽器屋さんに走り白のストラトキャスターを買い、同時に多くのギター・キッズが溜息をつきその愛器とプロへの夢にさよならを言ったのです。今でこそ、「長髪の曙」ですが、当時の彼は細かった...、カッコ良かった...。
 彼のプレイを聴いて頂ければ、一聴瞭然、バッハやヴィヴァルディ、バロック音楽やクラシック音楽の影響が大なクラシック大好き人間である事がお解りになると思うのですが、HR/HM好きの人間は、当時、彼のギター・プレイを聴きまた映像を観て、「はは〜ん、こやつはリッチー(ブラックモア)が好きだな」と思ったものです。が、彼のインタビューを読んでびっくり。「リッチー?知らねぇなぁ。俺が影響を受けたのはジミ・ヘンドリックスさ。」とのたまわって居られるではないですか。ジミヘン好きなのも解ります。彼のバッキング・プレイ等に感じられました。しかし、「リッチー聴いた事もねぇ」発言には「はぁ???」でした。ところが、中野サンプラザでの初来日公演を観て皆又ビックリ。黒ずくめの衣装といい、そのアクションといい、まぁリッチーそっくり。「何だインギー、やっぱりッチー好きなんじゃん」と、微笑ましく思ったものです。僕の周りは、当時音楽セミ・プロ級の人達ばかりだったせいか、そんなインギーを「リッチーのパクリだ」「リッチーの亜流だ」等と言う人は一人もいませんでした。リッチーも凄いけど、インギーも凄いぞ、とその才能をちゃんと見抜いていた訳です。(僕はお金には恵まれませんが、人にはホントに恵まれてます。)
 幾星霜、久〜しぶりに音楽雑誌を何気に読めば、イングヴェイが如何にDEEP PURPLERAINBOWが好きであるかを語っておられるではないですか。リッチーは、両バンドのギタリスト&中心人物です。「インギー。大人になったなぁ」と、思わず遠い目になってしまいました。
 ...と、前振りが長くなりましたがこのアルバム、インギーのソロ・デヴュー3作目です。数ある彼の作品の中でも、最高傑作に推される事も多い、HR/HMの名盤の一つです。何が素晴らしいと言って、彼のギター、速いのも速いですが、歌っています。泣いています。叫んでいます。慟哭しています。繊細で、大胆で、エモーショナルでアグレッシブで又美しい...。その表現力の豊かさは、「BLOW BY BLOW」のジェフ・ベックのプレイを彷彿とさせてくれます。曲そのものも、前作に比し稍コンパクトになり洗練もされ、コアなファンにはそっぽも向かれた様ですが、クオリティは向上していると思います。
 そしてもう一つ、本作の高ポイントがなんと言ってもヴォーカルのマーク・ボールズ。彼の歌唱がワンダフォー。ハイ・トーンで有りながら、線の細さを感じさせない骨太。声量も有り、適度な透明感と適度なダークさ。声の伸びも良く、ピッチャーの投じたボールが、放物線を描くことなく真ーっ直ぐにキャッチャー・ミットに吸い込まれて行くかの如き感が有ります。植えてようが、被っていようがそんなこたぁ関係ナッシング。本当に良いヴォーカリストです。
 キィボードは天才イェンス・ヨハンソン、ドラムはどっしりアンダース・ヨハンソン(弟と兄です)。文句無し。ただ、ベースが...。インギーが弾いております。フレーズは流石イングヴェイ、と思わせてくれるのですが、音が...。ベースは一オクターブ下のギターではありません。ベース(bass)はサウンドのベース(base)となるもの。ギタリストが片手間(と言っては失礼ですが)で弾けるものでは有りません。本職に頼みましょう。メタルにとって、地の底から響いてくるようなベース・サウンドは絶対欠かせません。
 この頃のイングヴェイのギター・プレイは本当に素晴らしい。月光の下(もと)、美しい悪魔がヴァイオリンを弾いている...、ってな感じです。

 '04 1/12

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お気に入り度:♭♭♭  ビギナーお薦め度:♭♭♭♭♭
重度:♭♭ 硬度:♭♭♭ 暗度:♭♭♭ 技巧度:♭♭♭♭ 旋律度:♭♭♭♭ ポップ度:♭♭♭
〔最後のギター・ヒーロー。今は”巨匠”と呼ばれ絶対的カリスマ性を発揮。 インギーofficial マークofficial

*エドワード・ヴァン・ヘイレン:VAN HALENのギタリスト。トリッキーなプレイでロック・ギターに革命を齎した。
*ALCATRAZZ:元RAINBOWのヴォーカリスト、グラハム・ボネットが元NEW ENGLANDのメンバーらと結成。インギー参加の1stアルバムもHR/HMの一名盤。お薦め。
*表舞台:ALCATRAZZの前にSTEELERと言うバンドでデビューしていますが、表舞台とは言い難い。
*クラシック好き:バッハパガニーニを愛する。エレクトリック・ギターとオーケストラのための協奏組曲変ホ短調「新世紀」と言うクラシックの作品も作っちゃいました(チェコ・フィルハーモニックと共演)。
*ストラト:米フェンダー社の電気ギター”ストラトキャスター”。
*リッチー:リッチー・ブラックモア。ギタリスト。HR/HM界最高のカリスマ的存在。きっとインギー、周りからリッチーくりそつ、と言われて向きになっていたのかもしれませんね。
*ジミ・ヘンドリックス:27歳で夭折した天才ギタリスト。リッチーに多大な影響を与えた。イングヴェイが師と仰ぐウリ・ジョン・ロートSCORPIONS等のギタリスト)も崇拝・心酔する。
*BLOW BY BLOW:三大ギタリストの一人ジェフ・ベックのROCK史に燦然と輝く名作中の名作。’75発表。

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